ADL5355
製造中止バランスド・ミキサー、1,200 MHz ~ 2,500 MHz、LO バッファ/IF アンプ/RF バラン内蔵
製品の詳細
- RF周波数範囲:1,200MHz~2,500MHz
- IF周波数範囲:30MHz~450MHz
- パワー変換ゲイン:8.4dB
- SSBノイズ指数:9.2dB
- 5dBmブロッカーでのSSBノイズ指数:20dB
- 入力IP3:27dBm
- 入力P1dB:10.4dBm
- 標準LOドライバ:0dBm
- シングルエンド50ΩのRF入力ポートとLO入力ポート
- 高いアイソレーションを備えたSPDTのLO入力スイッチ
- 単電源動作3.3V~5V
- 詳細については、データシートを参照してください
ADL5355は、シングルエンド動作が可能なRFおよびLOバランス回路を内蔵した、高い直線性、ダブル・バランスされたパッシブ・ミキサー・コアを用いています。ADL5355はRFバランを採用しており、1,200MHz~2,500MHzのRF入力周波数範囲(ローサイドLO印加時では1,700MHz~2,500MHzのRF周波数、ハイサイドLO印加時では1,200MHz~1,700MHzのRF周波数)にわたって最適な性能が得られます。バランスの取れたアクティブ・ミキサーによって、優れたLOからのRF信号のリーケージ、標準で-39dBm以上、と相互変調性能を提供します。
極めて高い入力リニアリティを備えているこのバランスされたコアは、ダイナミック性能の劣化を招く可能性があるような、インバンドのブロッキング信号において要求の厳しい携帯電話用アプリケーションで使うことができます。高い直線性のIFアンプがパッシブ・ミキサー・コアの後ろに配置されており、標準で8.4dBのパワー変換ゲイン実現するため幅広い出力インピーダンス範囲で使うことができます。
ADL5355は2つのスイッチされるLO経路を提供していますので、2つの局部発振器(LO)間を瞬時にスイッチすることの必要なTDDアプリケーションで使うことが可能です。LO電流は外部の抵抗器を使って設定できるので、希望の性能レベルで相応のDC電流を最小化できます。低電圧アプリケーションでは、ADL5355は大幅に電流が軽減される3.3Vまでの低い電圧で動作することができます。低電圧動作の下では、追加のロジック・ピンで、必要に応じて回路をパワーダウン(200μA以下)できます。
ADL5355は高性能ICプロセスのBiCMOSを使って製造されています。この製品は小型5×5 mm、20ピンLFCSPパッケージで供給されており、-40~+85℃の温度範囲にわたって動作します。評価用ボードも入手可能です。
アプリケーション
- 携帯電話基地局での受信装置
- 伝送監視用受信装置
- 無線リンク・ダウン・コンバータ
ドキュメント
データシート 1
アプリケーション・ノート 1
技術記事 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
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アナログ制御可変ゲイン・アンプ(VGA) 1 | ||
AD8351 | 製造中 | 差動アンプ、低歪み、RF / IF用 |
インテジャー N PLL 2 | ||
ADF4351 | 新規設計に推奨 | 広帯域シンセサイザ、VCO内蔵 |
ADF4106 | 製造中 | PLL周波数シンセサイザ、6GHz、整数N |
デジタル制御VGA 3 | ||
AD8370 | 製造中 | 可変ゲイン・アンプ、デジタル制御、750MHz |
AD8375 | 製造中 | VGA、IF段、超低歪み |
ADL5336 | 製造中止 | VGA(可変ゲイン・アンプ)、IF用、カスケード接続可能、プログラマブルRMS検出付 |
フラクショナル N PLL 1 | ||
ADF4153A | 新規設計に推奨 | 周波数シンセサイザ、フラクショナルN |
完全差動アンプ 2 | ||
AD8352 | 新規設計に推奨 | 差動アンプ、2GHz、超低歪み、RF/IF用 |
ADL5561 | 新規設計に推奨 |
RF/IF用差動アンプ、超低歪み、2.9GHz |
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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