ADL5561
新規設計に推奨
RF/IF用差動アンプ、超低歪み、2.9GHz
製品の詳細
- -3 dB 帯域幅:2.9GHz(AV = 6dB)
- 低電源電流:40 mA
- ピン組み合わせによるゲイン調整:6dB、12dB、15.5dB
- 差動またはシングルエンド入力信号を差動出力
- 低ノイズ入力段:2.1nV/√Hz RTI@AV=12dB
- 広帯域での低歪み(AV=6dB)
- 10MHz:HD2:-94dBc、HD3:-87dBc
- 70MHz:HD2:-98dBc、HD3:-87dBc
- 140MHz:HD2:-95dBc、HD3:-87dBc
- 250MHz:HD2:-80dBc、HD3:-73dBc
- IMD3:-86dBc@250MHzセンター
- スルーレート:9.8V/ns
- 高速セトリング時間2nsおよびオーバドライブ回復時間3 ns
- 単電源動作3 V~3.6V
- パワーダウンのコントロール機能
- 高速XFCB3 SiGeプロセスを用いて製造
ADL5561はRFとIFアプリケーション向けに最適化された、高性能な差動アンプです。このアンプは、広い周波数範囲にわたって、2.1nV/√Hzの低ノイズと優れた歪み性能を提供しますので、高速の8ビット~16ビットのA/Dコンバータ(ADC)の理想的なドライバーといえます。
ADL5561は、ピンの接続構成によって6dB、12dB、15.5dBの3つのゲインを提供します。シングルエンド入力構成でのゲインは5.6dB、11.1dB、14.1dBに減少します。外部に直列入力抵抗を用いてアンプのゲインを柔軟に拡張でき、0dB~15.5dB間のいかなるゲインにも設定することができます。
ADL5561の静止電流は標準で40mA、デセーブル時は3mA以下に節電し、優れた入力/出力のアイソレーションを提供します。
この製品は、広帯域での低歪み性能が最適化されています。このような特性とゲイン調整機能とが合わさっているため、この製品は、低歪み、低ノイズおよびパワーが重要な汎用のIFおよび広帯域アプリケーション向けのアンプとして最適な選択肢といえます。また、この製品はスルーレート、帯域幅と広帯域にわたる歪みの最良の組みあわせとして最適化されています。これらの特性によって、広範囲なADCのドライブが可能であると共に、ミキサーのドライブ、ピン・ダイオードのアッテネータ、SAWフィルタやマルチエレメントのデスクリート・デバイスとしても適しています。
アナログ・デバイセズの高速SiGeプロセスで製造され、ADL5561は小型3×3 mm、16ピンLFCSPパッケージで供給されており、-40~+85℃の温度範囲にわたって動作します。
アプリケーション
- 差動A/Dコンバータ ドライバ
- シングルエンド/差動変換
- RF/IF ゲイン ブロック
- SAW フィルタ インターフェース
ドキュメント
データシート 1
アプリケーション・ノート 1
技術記事 1
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
Sパラメータ 1
キーサイトGenesys向けのSys-Parameterモデル
Sys-Parameterモデルは、デバイスの直線性と非直線性を明らかにするP1dB、IP3、ゲイン、ノイズ指数、リターン損失などの挙動パラメータを提供します。
ツールを開くADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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