AD8352
新規設計に推奨差動アンプ、2GHz、超低歪み、RF/IF用
製品の詳細
- -3dB帯域幅:2.2GHz(AV=10dB)
- 1個の抵抗でゲイン設定可能(3 dB ≤ AV ≤ 25 dB)
- 抵抗1個とコンデンサ1個で歪調整
- ゲイン(AV)に対して一定の入力抵抗 :3 kΩ
- 差動又はシングルエンドから差動出力
- 低ノイズ入力段:2.7 nV/√Hz RTI @ AV = 10 dB
- 低高帯域歪
- 10 MHz: HD2=−86 dBc 、HD3=−82 dBc
- 70 MHz: HD2=−84 dBc 、HD3=−82 dBc
- 190 MHz: HD2=−81 dBc 、HD3=−87 dBc
- OIP3:41 dBm @150 MHz
- スルーレート:8 V/ns
- 高速セトリングおよびオーバードライブ回復時間 :<2 ns
- 単電源動作:3 V ~ 5.5 V
- 低消費電力:37 mA(typ)@5 V
- パワーダウン能力:5 mA @5 V
- 高速XFCB3 SiGe プロセスを使用して製造
AD8352は、RF/IFアプリケーションに最適な高性能差動アンプです。200MHzまでの周波数では80dB、500 MHzを超える周波数では65 dB 以上のSFDR性能を備えているので、12~16ビットの高速A/Dコンバータ(ADC)にとって理想的なドライバです。
他の広帯域差動アンプとは異なり、本デバイスはゲイン設定抵抗(RG)を信号入力から絶縁するバッファを備えています。そのため、3~25dBのゲインに対して一定の3kΩ入力抵抗を維持でき、マッチングや入力ドライバの必要性が軽減されます。AD8352は100Ω(公称)の差動出力抵抗を備えております。
このデバイスは500MHzを超える周波数での広帯域・低歪み性能について最適化されています。これらの属性と共に広範なゲイン調整機能を持っているため、低歪み、低ノイズ、低消費電力が重要な要素となる汎用のIF/ブロードバンド・アプリケーションに非常に適しています。この製品はADCの駆動だけでなく、ミキサー、ピン・ダイオード減衰器、SAWフィルタ、およびマルチエレメント・ディスクリート・デバイスなどに最適です。コンパクトな3mm×3mmの16ピンLFCSPパッケージを採用し、-40°C~+85°Cの温度範囲で動作します。
アプリケーション
- 差動ADCドライバ
- シングルエンド - 差動変換
- RF / IFゲインブロック
- SAWフィルタ・インターフェイス
ドキュメント
データシート 1
アプリケーション・ノート 3
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
Analog Dialogue 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
キーサイトGenesys向けのSys-Parameterモデル
Sys-Parameterモデルは、デバイスの直線性と非直線性を明らかにするP1dB、IP3、ゲイン、ノイズ指数、リターン損失などの挙動パラメータを提供します。
ツールを開くADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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