ADL5354
製造中止2200 MHz~2700 MHz、デュアル平衡型ミキサー、LOバッファ、IFアンプ、RFバラン
製品の詳細
- RF周波数範囲: 2200 MHz~2700 MHz
- IF周波数範囲: 30 MHz~450 MHz
- 電力変換ゲイン: 8.6 dB
- SSBノイズ係数: 10.6 dB
- 入力IP3: 26.1 dBm
- 入力P1dB: 10.6 dBm
- LO電力: 0 dBm (typ)
- シングルエンド50 ΩのRF入力ポートおよびLO入力ポート
- 高いアイソレーションのSPDT LO入力スイッチ
- 単電源動作: 3.3 V~5 V
- エクスポーズト・パッド付きの36ピン6 mm × 6 mm LFCSPパッケージを採用
- 1500 V HBM/500 V FICDMのESD性能
ADL5354は、RFおよびローカル発振器(LO)とシングルエンド動作を可能にする平衡回路を内蔵した、直線性の優れたダブル平衡型受動ミキサー・コアです。ADL5354はRFバランを内蔵するため、2200 MHz~2700 MHzのRF入力周波数範囲で最適性能を可能にします。平衡型受動ミキサー回路は、−37 dBm (typ)以下の優れたLO―RF間リークと優れた相互変調性能を提供します。また、平衡型ミキサー・コアは極めて優れた入力直線性も提供するため、入力直線性が不十分な場合に帯域内阻止信号によりダイナミック性能が低下してしまう厳しい携帯電話アプリケーションでこのデバイスを使用することができます。優れた直線性を持つIFバッファ・アンプにより、受動ミキサー・コアは8 dB (typ)の電力変換ゲインを持つことができるため、広い範囲の出力インピーダンスで使用することができます。
ADL5354は2つの切り替えLOパス持っています。これらは、2つのローカル発振器を切り替える必要のある時分割多重(TDD)アプリケーションで使用することができます。LO電流は外部から抵抗を使って設定することができるため、所要レベルの性能に合わせてDC電流を小さくすることができます。低電圧アプリケーションの場合、ADL5354は最小3.3 Vの電圧で動作できるため、電流を大幅に削減することができます。低電圧動作に対して、必要に応じて回路をパワーダウン(約300 μA)させるロジック・ピンが用意してあります。
ADL5354はBiCMOS高性能ICプロセスで製造されています。このデバイスは6 mm × 6 mm、36ピンLFCSPを採用し、−40°C~+85°Cの温度範囲で動作します。評価用ボードも提供しています。
アプリケーション
- 携帯電話基地局レシーバ
- 送信監視レシーバ
- 無線回線のダウンコンバータ
ドキュメント
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
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アナログ制御可変ゲイン・アンプ(VGA) 1 | ||
AD8351 | 製造中 | 差動アンプ、低歪み、RF / IF用 |
インテジャー N PLL 2 | ||
ADF4106 | 製造中 | PLL周波数シンセサイザ、6GHz、整数N |
ADF4351 | 新規設計に推奨 | 広帯域シンセサイザ、VCO内蔵 |
デジタル制御VGA 3 | ||
AD8370 | 製造中 | 可変ゲイン・アンプ、デジタル制御、750MHz |
AD8375 | 製造中 | VGA、IF段、超低歪み |
ADL5336 | 製造中止 | VGA(可変ゲイン・アンプ)、IF用、カスケード接続可能、プログラマブルRMS検出付 |
フラクショナル N PLL 1 | ||
ADF4153A | 新規設計に推奨 | 周波数シンセサイザ、フラクショナルN |
完全差動アンプ 2 | ||
AD8352 | 新規設計に推奨 | 差動アンプ、2GHz、超低歪み、RF/IF用 |
ADL5561 | 新規設計に推奨 |
RF/IF用差動アンプ、超低歪み、2.9GHz |
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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