ADL5353
製造中止バランスド・ミキサー、2,200MHz~2,700MHz、LOバッファ / IFアンプ / RFバラン内蔵
製品の詳細
- 周波数範囲:2,200MHz~2,700MHz(RF)、30MHz~450MHz(IF)
- パワー変換ゲイン:8.7dB
- 入力IP3:24.5dBm、入力P1dB:10.4dBm
- SSBノイズ指数:9.8dB
- 標準LOドライバ:0dBm
- シングルエンド50ΩのRF入力ポートとLO入力ポート
- 高いアイソレーションを備えたSPDTのLO入力スイッチ
- 単電源動作:3.3V~5V
- 5mm×5mmの露出パドルつき20ピンLFCSPパッケージを採用
- ESD耐性:1500V HBM / 500V FICDM
ADL5353は、シングルエンド動作が可能なRFおよびLOバランス回路を内蔵した、高い直線性、ダブル・バランスされたパッシブ・ミキサー・コアを用いています。ADL5353はRFバランを採用しているため、ハイサイドLOを使って、2,200MHz~2,700MHzの入力周波数範囲にわたって最適な性能を提供します。バランスの取れたパッシブ・ミキサー・アレンジメントによって、優れたLOからRF信号へのリーケージ、標準で-36dBm以上、と相互変調性能を提供します。
極めて高い入力リニアリティを備えているこのバランスされたコアは、ダイナミック性能の劣化を招く可能性があるような、インバンドのブロッキング信号において要求の厳しい携帯電話用アプリケーションで使うことができます。高い直線性のIFバッファ・アンプがパッシブ・ミキサー・コアの後ろに配置されており、標準8.8dBのパワー変換ゲインを備えており、幅広い出力インピーダンス範囲で使うことができます。
ADL5353は2つのスイッチされるLO経路を提供していますので、2つの局部発振器(LO)間を瞬時にスイッチすることの必要なTDDアプリケーションで使うことが可能です。LO電流は外部の抵抗器を使って設定できるので、希望の性能レベルで相応のDC電流を最小化できます。低電圧アプリケーションでは、ADL5353は大幅に電流が軽減される3.3Vまでの低い電圧で動作することができます。低電圧動作の下では、追加のロジック・ピンで、必要に応じて回路をパワーダウン(200μA以下)することができます。
ADL5353は高性能ICプロセスのBiCMOSを使って製造されています。この製品は小型5mm×5mm、20ピンLFCSPパッケージで供給されており、-40~+85℃の温度範囲にわたって動作します。評価用ボードも入手可能です。
アプリケーション
- 携帯電話基地局での受信装置
- 伝送監視用受信装置
- 無線リンク・ダウン・コンバータ
ドキュメント
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
---|---|---|
アナログ制御可変ゲイン・アンプ(VGA) 1 | ||
AD8351 | 製造中 | 差動アンプ、低歪み、RF / IF用 |
インテジャー N PLL 2 | ||
ADF4351 | 新規設計に推奨 | 広帯域シンセサイザ、VCO内蔵 |
ADF4106 | 製造中 | PLL周波数シンセサイザ、6GHz、整数N |
デジタル制御VGA 3 | ||
AD8370 | 製造中 | 可変ゲイン・アンプ、デジタル制御、750MHz |
AD8375 | 製造中 | VGA、IF段、超低歪み |
ADL5336 | 製造中止 | VGA(可変ゲイン・アンプ)、IF用、カスケード接続可能、プログラマブルRMS検出付 |
フラクショナル N PLL 1 | ||
ADF4153A | 新規設計に推奨 | 周波数シンセサイザ、フラクショナルN |
完全差動アンプ 2 | ||
AD8352 | 新規設計に推奨 | 差動アンプ、2GHz、超低歪み、RF/IF用 |
ADL5561 | 新規設計に推奨 |
RF/IF用差動アンプ、超低歪み、2.9GHz |
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
ツールを開く