製品概要

製品概要

デモ回路2810Aは、LTM4673に焦点を置いています。LTM4673は、制御とモニタリング用のデジタル・インターフェースを備えた、入出力電圧範囲の広い、高効率、高出力密度のクワッド出力DC/DC降圧μModule®レギュレータです。DC2810Aのデフォルト入力電圧範囲は、4.5V~15Vです。ただし、VINが4.5V未満の場合、特定の既存オンボード部品については、若干の変更が必要です。クイックスタート手順のセクションのステップ8を参照し、VIN ≤ 4.5Vにおける動作について確認してください。工場出荷時のデフォルト出力電圧は、チャンネルあたり12Aの電流の場合はVOUT0 = 1V、VOUT3 = 0.9V、チャンネルあたり5Aの電流の場合はVOUT1 = 1.2V、VOUT2 = 1.8Vです。DC2810Aの出力電圧は、チャンネル0とチャンネル3の場合は0.6V~3.3Vの範囲で、チャンネル1とチャンネル2の場合は0.6V~5.5Vの範囲で調整できます。デフォルトのスイッチング周波数は、チャンネル0とチャンネル3の場合は600kHz、チャンネル1とチャンネル2の場合は1MHzです。強制空冷とヒート・シンクを併用することで、すべての出力レールが全負荷の場合の出力電力を更に最適化できる可能性があります。出力電圧を1.8Vより大きい値にプログラミングするには、LTM4673のデータシートに記載されている熱ディレーティング曲線に基づいて出力電流のディレーティングが必要になる場合があります。DC2810Aには、PMBusインターフェースとデジタル・パワー・システム・マネージメント機能が搭載されています。オンボード12ピン・コネクタを使用してドングルDC1613AをDC2810Aに接続できるため、LTpowerPlay®ソフトウェア開発ツールを使用してデバイスとの通信とプログラミングを簡単に実行できます。LTpowerPlayソフトウェアとI2C/PMBus/SMBusドングルDC1613Aにより、入出力電圧、入出力電流、内部ICダイの温度、障害ログのテレメトリをリアルタイムに監視できます。

LTM4673は熱強化型低プロファイル361ピン(16mm × 16mm × 4.72mm)BGAパッケージを採用しています。DC2810Aを使用したりハードウェアの変更を加えたりする前に、LTM4673のデータシートとデモ・マニュアルを読むことを推奨します。

LTpowerPlayソフトウェアは、こちらからダウンロードできます。LTpowerPlayで使用するUSB-PMBusコントローラ・ドングルDC1613Aは、こちらで入手できます。

ハードウェア (1)

コントローラ・ボード