AD5748

AD5748は、ハードウェアまたはソフトウェアで出力範囲がプログラムできる、シングル・チャンネル、低価格、高精度、電圧／電流出力ドライバです。ソフトウェアでの範囲は、SPI/MICROWIRE™互換のシリアル・インターフェースを介して設定されます。AD5748はPLCと工業用プロセス制御のアプリケーションがターゲットとなっています。AD5748へのアナログ入力は、低電圧、単電源のD/Aコンバータ（DAC）から供給され、内部的で希望の出力電流／電圧範囲を提供できるように整えられます。アナログ入力範囲は0V～4.096Vとなっています。 

出力の電流範囲は2つの電流範囲にわたってプログラムできます：4mA～21mAと0mA～21mAです。 

電圧出力は、別のピンによって提供され、0～5V、0～10.5Vまたは±10.5Vの出力範囲の構成が可能となっています。 

アナログ出力は短絡とオープン回路から保護され、2μFの容量負荷と0.1Hのインダクタ負荷をドライブすることが可能となっています。 

これらの製品は、電源電圧範囲±12V～±24Vでの動作が仕様規定されています。出力ループのコンプライアンス電圧は0～（AD_DD-2.5V）となります。 

柔軟なシリアル・インターフェースはSPIとMICROWIRE™互換で、絶縁アプリケーションで必要なデジタル絶縁を最小とする3線モードで動作させることができます。またインターフェースはCRC-8エラー・チェックを用いたPECエラー・チェック機能を特長としており、データ通信の破損が起こりうるような工業環境では有用となります。 

この製品はまた、既知の状態（0Vまたはトライステート）でデバイスがパワー・アップされるようなパワーオン・リセット機能と、出力が電圧出力のゼロスケール／ミッド・スケールに、また選択された電流範囲の最小値に設定される非同期のCLEARピンを備えています。 

HW-SELECTピンによって、この製品のパワー・アップ時にハードウェアまたはソフトウェア・モードのどちらかに構成させるかを決めます。 

この製品のデータシートの標準的性能特性のセクションでのプロットは、 AD5750/AD5750-1のデータシートがリリースされた時の標準範囲の情報を含んでいることに注意してください。過電圧でのテストは施されましたが、新しいプロットは作成したわけではなく、プロットを目的として使うための代理データとなっています。 

アプリケーション

• プロセス・コントロール
• アクチュエータ制御
• PLC