ウェブキャスト アナログ技術セミナー2015

2015年に開催されたアナログ技術セミナーの各セッションをウェブキャストでご覧いただけます。

ATS2015_video

2016年6月からウェブキャストセミナー順次公開!

 

2015年に開催されたアナログ技術セミナーは、デジタルエンジニアにも適した内容でお届けしました。

アナログ回路の動作、アプリケーションごとの設計方針といったものから、Sパラメータをはじめとする高速アナログ信号回路設計のセッションや高速A/Dコンバータの出力I/F設計技術セッション、高い信頼性と安全性を確保するためのスタートアップ・セッション、アナログ・デバイセズの最新の技術トレンドを展望するセッションなど、ものづくりの最前線で「使える道具」となるさまざまなセッションをご用意しました。

また、基調講演ではアナログ・デバイセズのコア技術に精通した米国本社のVP/CTO である Peter Realが「常に時代を先駆ける高性能ミックスド・シグナルIC技術 」を講演、評価の声を大変多くいただきました。

※ウェブキャストの視聴には個人情報の登録が必要です。

 

※アナログ技術セミナー2015の開催は終了しております。本ページでは各セッションのウェブキャストをご覧いただけます。



セッション一覧

講師:アナログ・デバイセズ
石井聡 

 

このセッション(前編)では、特にデジタル信号伝送を例に取り上げ、プリント基板のパターン上の電圧や電流の動きを、伝送線路(特性インピーダンス)として考える必要があること、実は意外にも低い周波数でも直面している問題だということを説明します。

特に、信号が反射する仕組みを「反射係数」から理解し、それにより生じるトラブルをどのように解決するか、実験(ビデオ)も交えて視覚的に理解していきます。この前編の基礎的な仕組みの理解が後編にも繋がっていきます。

講師:アナログ・デバイセズ
石井聡 

 

後編のセッションでは、Sパラメータの活用方法について分かりやすく説明していきます。ここではアナログ信号伝送や増幅の話題を主体としています。


あわせてSパラメータで必須の「スミスチャート」について、その基本的な考え方、活用方法を詳しく示していきます。なおツールは特殊な高周波用シミュレータではなく、SPICEシミュレータ(ADIsimPE)を活用してみます。
Sパラメータの考え方を理解することで、ハイスピードなデジ・アナ信号、ミックスド・シグナルICや高周波用ICなどを適切に取り扱うことができます。

講師:ギガファーム(株)
山崎 隆行 氏 

 

アナログ・デバイセズ社の最新JESD204B高速 AD/DA 評価ボードとFPGA評価ボードの接続を実例とした設計解析方法を紹介します。

12.5Gbps高速シリアル線路の電磁界解析とIBIS-AMI解析におけるEYEパターンを確認し、実機検証では、JESD204Bの波形観測方法を紹介します。

講師:(有)レムフクラフト
浜田 智 氏 

 

本セッションでは「あぁなるほど!そうだったのか!!」と、そう感じてもらう今までにない説明でPLLのお話をします。

周波数と位相の関係、理想と実際の位相比較器、ループフィルタの知られざる役割、VCOと理解に苦しむ位相雑音、見通しが良いフィードバック制御の設計、そして超簡単数式などをご紹介します。

初心者向けではないので、PLLの仕組みを一通り知っている。フィードバック制御の基本も一通り知っている。そういう方を対象とします。

講師:(株)制御システム研究所
森本 賢一 氏 

 

システムの安全性や信頼性に対して、機能安全はどう貢献するのか、またSILの計算方法や、信頼性レベルを上げるためはどのようなことに配慮が必要なのかをやさしく解説します。 またアナログ・デバイセズの新商品を例に、アナログ・デバイセズの取組みの最前線もご紹介します。

講師:アナログ・デバイセズ
藤森 弘己 

 

デジタル・アナログ混在システムの設計には個別の素子の性能も重要ですが、入力から出力までの信号経路における性能を、システムの要求仕様に合わせるにはどのような組み合わせが利用可能であるかを想定し、それぞれのメリット/デメリットを検討しなければなりません。またなぜそれらの素子を選択しなければならないのか、トレードオフとはどのように考えなければならないのかを解説します。

講師:Analog Devices VP/ CTO
Peter Real

 

この講演では、半導体の業界動向を検討し、ADIがこの曲線の先端に位置し続けるために、高精度と高速高性能信号処理の両分野で行っていることを、特にアンプ、データ・コンバータ、およびRFトランシーバの進歩に焦点を当てて解説します。

講師:アナログ・デバイセズ
柿沼 淳
 

本セッションでは、アナログ回路の初学者やデジタル回路の設計者などを対象に、OPアンプの特性や回路設計の基礎を説明します。また、実際にOPアンプを使用した実験やSPICEシミュレーション(ADISimPE)結果を使用することで、OPアンプの動作イメージを補完します。

OPアンプを使用した回路の基本的なイメージをつかむことで、設計回路の改善、トラブルへの対処、より高度なアナログ回路への興味につながる助けになればと考えます。

講師:アナログ・デバイセズ
祖父江 達也
 

本セッションでは、アナログ回路の動作を考えるために必要な知識である、ラプラス変換と伝達関数について理解し、基本的なアナログ回路の動作を数学的にイメージできるようになることがゴールです。