ADRF6655
製造中止ブロードバンド・アップ/ダウン変換用ミキサー、フラクショナルN・PLLおよびVCO内蔵
製品の詳細
- フラクショナルNのPLLを内蔵した、ブロードバンド用アクティブ・ミキサー
- RF入力周波数範囲:100 MHz~2,500 MHz
- 内蔵LO周波数範囲:1,050 MHz~2,300 MHz
- 柔軟なIF出力インターフェース
- 入力P1dB:12 dBm
- 入力IP3:29 dBm
- ノイズ指数(SSB):12 dB
- 電圧変換ゲイン:6 dB
- 200Ωの出力インピーダンスにマッチング
- PLLプログラム用SPIシリアル・インターフェース内蔵
- 40ピン6 mm × 6 mmのLFCSPパッケージを採用
ADRF6655は、PLLとVCOを内蔵した、高ダイナミックレンジのアクティブ・ミキサーです。シンセサイザはプログラマブルなインテジャーN/フラクショナルNのPLLを使っており、ミキサーへのLO入力を発生します。PLLのリファレンス入力は公称20MHzとなっています。リファレンス入力は、分周または逓倍することができ、PLLの位相検出に印加されます。PLLは、10MHz~160 MHzの入力リファレンス周波数をサポートできます。位相検出出力はチャージポンプを制御し、その出力はチップ外のループ・フィルタに導かれます。そしてループ・フィルタの出力は、内蔵VCOに与えられます。次に2 × fLOのVCO出力はLOデバイダーとプログラマブルPLLデバイダーに与えられます。
プログラマブル・デバイダは、ΣΔモジュレータ(SDM)によって制御されます。SDMのモジュールでは、1~2047間でプログラムすることができます。
ブロードバンド用アクティブ・ミキサーはバイアス調整を採用していますので、電源電流の消費でIP3性能を強化することができます。ミキサーは、標準の状態で12dBシングル・サイド・バンドのNFで、25dBmを超える入力IP3を提供します。IIP3は、追加供給電流、約20mAでもって、約29dBmに引き上げることができます。ミキサーは、200Ωの差動IF出力インピーダンスを持った、6dBの標準的電圧変換ゲインを提供します。IF出力は、制限周波数範囲にわたるアップコンバージョンをサポートするように、外部的にマッチングさせることができます。
ADRF6655は最新のシリコン・ゲルマニウムBiCMOSプロセスを使って製造されています。この製品は、露出パッドを持つ40ピン、鉛フリーの6mm×6mmLFCSPパッケージを採用しています。性能は、-40~+85℃の温度範囲にわたって仕様規定されています。
ドキュメント
データシート 1
技術記事 1
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
評価用ソフトウェア 1
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
---|---|---|
正電圧のリニア電圧レギュレータ(LDO) 1 | ||
ADP7104 | 新規設計に推奨 |
リニア・レギュレータ(LDO)、20 V、500 mA、CMOS、低ノイズ |
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
ツールを開く