AD606
AD606
製造中ログアンプ、復調用(50MHz、80dB)、リミッタ出力付き
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製品の詳細
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AD606は、9段の「連続検出」方式を用いたフル機能のモノリシック・ログアンプです。ログ出力とリミッタ出力の両方を備えます。ログ出力はポスト・デモジュレーション型の3極ローパス・フィルタから得られ、DC+0.1~+4Vのロード可能な出力電圧を提供します。ログ・スケーリングの特性は、-75dBmの正弦波入力に対して出力が+0.5V、+5dBmの入力に対して+3.5Vとなります。この範囲内でのログリニアリティーは±0.4dB(typ)以内です。すべてのスケーリング値は電源電圧に比例します。
AD606は上記制限値の範囲前後においても動作し、90dBの変換範囲を備えていますが、リニアリティーは落ちます。第2のローパス・フィルタにより、第1段の入力オフセットは自動的に1μV未満に下げられます。両フィルタに外付けコンデンサを追加することで、数Hz程度の入力周波数でも動作可能になります。
AD606のリミッタ出力は、ハードリミッティングによる信号出力を、オープンコレクタ出力からの±1.2mAの差動電流として得られます。標準的なアプリケーションでは、いずれの出力も200Ωの抵抗器負荷に接続されると、入力に対して90dBを超える電圧ゲインが得られます。-75~+5dBmの信号に対し、応答時間は1.5nsであり、位相は10.7MHzで±3°と安定しています。
ログアンプは+5Vの単電源で動作し、消費電力は65mW(typ)です。CMOSのロジック・レベル電圧入力により、5μs未満の応答時間でイネーブルされます。ディスエーブルされると、待機電力は5μs以内で1mW未満に低下します。
AD606Jは0~+70°の商用温度範囲で仕様規定しており、16ピンのプラスチックDIPまたはSOICパッケージがあります。これ以外のパッケージおよび温度範囲については、お問い合わせください。
この製品の評価用ボードが入手可能です。以下の製品ナンバーを使って注文できます。 AD606-EB
ドキュメント
データシート 1
アプリケーション・ノート 2
技術記事 4
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
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