ADL5570
製造中止パワーアンプ、2.3~2.4GHz、WiMAX向け
製品の詳細
- 29dBの固定ゲイン
- 2.3~2.4GHz動作
- 16QAM OFDMのEVM:≦3%@25dBm(POUT)
- 静止電流
高電力モード:130mA
低電力モード:70mA - 内部で入力を50Ωにマッチング
- 電源:3.2~4.2V
- 電力付加効率(PAE):20%
- バッテリ・ドレインを抑える複数の動作モード
低消費電力モード:100mA
スタンバイ・モード:1mA
スリープ・モード:<1μA
ADL5570は、高い直線性を備えた、WiMAX端末(デューティサイクル31%、TDDを使用)向けの2.3~2.4GHzパワーアンプです。29dBのゲイン、31dBmの出力圧縮ポイント(@2.35GHz)で、最大26dBmの出力電力レベルで動作し、電源電圧3.5VでEVMを3%以下に保つことができます(OFDM 16 / 64 QAM)。PAEは20%(POUT@25dBm)です。
ADL5570のRF入力はチップ上でマッチングされており、入力リターン損失は-10dB未満です。オープンコレクタ出力は、ストリップラインおよび外付けのシャントに対して外部でマッチングを行います。
ADL5570は3.2~4.2Vの電源で動作し、25dBm出力時(3.5V電源)の電源電流は440mA実効値(データ・バースト中)です。出力レベルが10dBm以下の動作の場合は、低消費電力モードになり、動作電流は100mA、静止電流は70mAで最適化されます。静止電流を1mAに低減するスタンバイ・モードは、TDD(時分割二重)端末がデータを受信しているときに便利です。
ADL5570はGaAs HBTプロセスで製造されており、4mm×4mm、16ピン、鉛フリー、RoHS準拠のLFCSPを採用しています。このパッケージは露出パドルを備え、熱抵抗特性に優れています。-40~+85℃の温度範囲で動作します。
アプリケーション
- WiMAX/WiBro移動端末
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
---|---|---|
ADL5606 | 新規設計に推奨 | 1W RFドライバ・アンプ、1,800 MHz~2,700 MHz、 |
ツールおよびシミュレーション
キーサイトGenesys向けのSys-Parameterモデル
Sys-Parameterモデルは、デバイスの直線性と非直線性を明らかにするP1dB、IP3、ゲイン、ノイズ指数、リターン損失などの挙動パラメータを提供します。
ツールを開くADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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