AD5940
新規設計に推奨高精度なインピーダンスおよび電気化学フロント・エンド
- 製品モデル
- 2
- 1Ku当たりの価格
- 最低価格:$5.35
製品の詳細
- アナログ入力
- 800kSPSと1.6MSPSの両方のオプションを備えた16ビットADC
- 電圧、電流、インピーダンスの測定が可能
- 内部/外部の電流チャンネルおよび電圧チャンネル
- 超低リークのスイッチ・マトリックスおよび入力マルチプレクサ
- 入力バッファおよびプログラマブル・ゲイン・アンプ
- 電圧DAC
- 0.2V~2.4Vの出力範囲を持つデュアル出力電圧DAC
- 定電位アンプのバイアス用の12ビットVBIAS0 出力
- TIAのバイアス用の6ビットVZERO0 出力
- 超低消費電力:1µA
- 高速12ビットDAC:1個
- センサーの出力範囲:±607mV
- プログラマブル・ゲイン・アンプの出力時のゲイン設定:2および0.05
- アンプ、アクセラレータ、およびリファレンス
- 電気化学センシングにおける定電位バイアスに適した低消費電力および低ノイズの定電位アンプ:1個
- センサー電流出力の測定に適した低ノイズおよび低消費電力のTIA:1個
- 50pA~3mAの範囲
- センサー出力用のプログラマブルな負荷およびゲイン抵抗
- アナログ・ハードウェア・アクセラレータ
- デジタル波形発生器
- 受信フィルタ
- 複素インピーダンス測定(DFT)エンジン
- 0.015Hz~200kHzの広帯域幅の入力信号を処理する高速TIA:1個
- 正弦波および台形の波形を生成するデジタル波形発生器
- 2.5Vおよび1.82Vの内部リファレンス電圧源
- システム・レベルの節電
- デューティ・サイクルのアナログ・ブロックの迅速なパワーアップおよびパワーダウン
- ホスト・コントローラにかかるワークロードを最小化するプログラマブルAFEシーケンサ
- AFE シーケンスを事前にプログラムするための6kB SRAM
- 超低消費電力定電位チャンネルの消費電流:6.5µA(電源投入され他の全ブロックが休止モードの場合)
- スマート・センサーの同期およびデータ収集
- センサー計測のサイクル精度の制御
- シーケンサ制御のGPIO
- オンチップ周辺機器
- SPIシリアル入出力
- ウェークアップ・タイマー
- 割込みコントローラ
- 電源
- 2.8V~3.6Vの電源
- 1.82V入出力準拠
- パワーオン・リセット
- 低電力DACおよびポテンショスタット・アンプの電源をオンにした状態でセンサー・バイアスを維持する休止状態モード
- パッケージと温度範囲
- 3.6mm × 4.2mm、56ボールWLCSP
- 7mm × 7mm、48ピンLFCSP
- −40℃~+85℃の動作温度範囲に対して完全仕様化
- AD5940とAD5941は、−40℃~+85℃の動作温度範囲に対して完全仕様化
- AD5941Wは、−40℃~+105℃の動作温度範囲に対して完全仕様化
- 車載用途向けのAEC-Q100規格に準拠
AD5940およびAD5941は、電流滴定、ボルタンメトリ、またはインピーダンス測定などの電気化学ベースの高精度の測定技術を必要とするポータブル・アプリケーション向けに設計された高精度および低消費電力のアナログ・フロント・エンド(AFE)です。AD5940/AD5941は、皮膚インピーダンスや体インピーダンスの測定用に設計されており、完成された生体電気/生体電位測定システムのAD8233 AFEと連動するように設計されています。AD5940/AD5941は、電気化学式有毒ガス検知用に設計されています。
AD5940/AD5941は、2つの高精度励起ループと1つの共通の測定チャンネルで構成されており、テスト対象のセンサーを幅広く測定できます。1つ目の励起ループは、超低消費電力デュアル出力ストリングD/Aコンバータ(DAC)と低消費電力および低ノイズの定電位アンプで構成されています。DACの一方の出力で定電位アンプの非反転入力を制御し、他方の出力でトランスインピーダンス・アンプ(TIA)の非反転入力を制御します。この低消費電力励起ループは、DC~200Hzの信号を生成することができます。
2つ目の励起ループは、高速DACと呼ばれる12ビットDACで構成されています。このDACは、最大200kHzの高周波数励起信号を生成することができます。
AD5940/AD5941測定チャンネルには、入力バッファ、内蔵アンチエイリアス・フィルタ(AAF)、およびプログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)を備えた16ビット800kSPSマルチチャンネル逐次比較レジスタ(SAR)A/Dコンバータ(ADC)が使用されています。ADC前の入力マルチプレクサ(mux)により、ユーザは測定する入力チャンネルを選択できます。これらの入力チャンネルには、複数の外部電流入力、複数の外部電圧入力、および内部電圧チャンネルなどがあります。内部チャンネルでは、内部の電源電圧、ダイ温度、およびリファレンス電圧を測定して診断することができます。
電流入力には、様々なタイプのセンサーを測定するためのプログラマブルなゲイン抵抗と負荷抵抗を備えた2つのTIAが含まれています。1つ目のTIAは、低電力TIAと呼ばれ、低帯域幅の信号を測定できるように設計されています。2つ目のTIAは、高速TIAと呼ばれ、最大200kHzの高帯域幅の信号を測定できるように設計されています。
センサーは、超低リークのプログラマブル・スイッチ・マトリックスにより、内部アナログ励起ブロックと測定ブロックに接続されています。このマトリックスは外付けのトランスインピーダンス・アンプ抵抗(RTIAs)およびキャリブレーション抵抗を接続するためのインターフェースとして機能します。このマトリックスを使用して、複数の電子測定デバイスを同じウェアラブル電極にマルチプレクスすることもできます。
高精度の1.82Vおよび 2.5V内蔵リファレンス・ソースが提供されています。内部ADCおよびDAC回路は、この内蔵リファレンス・ソースを使用して、1.82Vおよび 2.5Vの周辺機器に対して低ドリフト性能を実現します。
AD5940/AD5941測定ブロックは、シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)インターフェースから直接レジスタに書き込むか、または AFE チップの自律的な制御を可能にするプログラマブル・シーケンサを使用して制御することができます。6kBのスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)は、ディープ・データFIFO(先入れ先出し)とコマンドFIFO用に分割されています。測定コマンドはコマンドFIFOに保存され、測定結果はデータFIFOに保存されます。FIFO満杯の状態を示すために、FIFOに関連した多くの割込みが用意されています。
多数の汎用入出力(GPIO)が使用可能で、AFEシーケンサを用いて制御できます。AFEシーケンサは複数の外部センサー・デバイスをサイクル精度で制御できます。
AD5940/AD5941は、2.8V~3.6V の電源で駆動し、−40°C~+85°Cの温度範囲向けに仕様規定されています。AD5940は、 3.6mm × 4.2mm、56ピンWLCSPパッケージを採用しています。AD5941は、48ピンLFCSPパッケージを採用しています。
アプリケーション
- 電気化学測定
- 電気化学ガス・センサー
- 定電位/電流滴定/ボルタンメトリ/サイクリック・ボルタンメトリ
- 生体インピーダンス・アプリケーション
- 皮膚インピーダンス
- 体インピーダンス
- 連続的な血糖値モニタリング
- バッテリ・インピーダンス
ドキュメント
データシート 1
ユーザ・ガイド 1
アプリケーション・ノート 2
技術記事 9
ビデオ 3
デバイス・ドライバ 2
ソリューション・カタログ 2
製品選択ガイド 1
Analog Dialogue 1
製品モデル | ピン/パッケージ図 | 資料 | CADシンボル、フットプリント、および3Dモデル |
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AD5940BCBZ-RL | 56-Ball WLCSP (4.16 mm x 3.56 mm) | ||
AD5940BCBZ-RL7 | 56-Ball WLCSP (4.16 mm x 3.56 mm) |
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
評価用ソフトウェア 1
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