MAX7031
分数比PLL付き、低コスト、308MHz、315MHz、および433.92MHz FSKトランシーバ
製品の詳細
- 単一電源動作:+2.1V~+3.6Vまたは+4.5V~+5.5V
- 単一水晶トランシーバ
- 出荷時プリセットの周波数(シリアルインタフェース不要)
- FSK変調
- 出荷時プリセットのFSK周波数偏移
- +10dBmの出力パワーを50Ω負荷に供給
- TX/RXスイッチ内蔵
- 送信/受信PLL、VCO、およびループフィルタ内蔵
- イメージ除去:45dB以上
- 標準RF感度*:-110dBm
- 外部フィルタによってIF帯域幅を選択可能
- 広ダイナミックレンジのRSSI出力
- 送信モード電流:<12.5mA
- 受信モード電流:<6.7mA
- シャットダウン電流:<800nA
- 高速オン起動性能:<250µs
- 小型32ピンTQFNパッケージ
水晶ベースの分数比トランシーバのMAX7031は、最高33kbps (マンチェスターエンコード)または66kbps (NRZエンコード)のデータレートで、出荷時プリセットの308MHz、315MHz、または433.92MHzの搬送周波数としたFSKデータを送受信するように設計されています。このデバイスは+10dBmの標準出力パワーを50Ω負荷に生成し、-110dBmの標準感度を示します。MAX7031は独立した送信および受信端子(PAOUTおよびLNAIN)とRFスイッチを内蔵し、このRFスイッチを使って共通アンテナにこれらの送信および受信端子を接続することができます。
MAX7031の送信周波数は16ビットの分数比位相ロックループ(PLL)で生成され、またレシーバの局部発振器(LO)は整数比PLLで生成されます。分数比PLLは受信LOより10.7MHz高くプリセットされるため、このハイブリッドアーキテクチャによって送信と受信の個別の水晶基準発振器は不要となります。固定比PLLをレシーバに用いることによって、分数比PLLの場合に必要となる大きな消費電流を無くし、レシーバの電流消費を最低限に抑制します。
MAX7031の送信PLLの分数比アーキテクチャによって送信FSK信号を正確な周波数偏移にプリセットすることができ、発振器引込み型FSK信号生成に伴う問題が完全になくなります。すべての周波数生成用の部品が内蔵されているため、完全アンテナ/ディジタルデータソリューションを実装するのに、水晶、10.7MHz IFのフィルタ、および少数のディスクリート部品しか必要としません。
MAX7031は5mm x 5mmの小型32ピンTQFNパッケージで提供され、自動車用温度範囲(-40℃~+125℃)での動作が保証されています。
アプリケーション
- 2-Wayリモートキーレスエントリ
- ガレージ開閉器
- ホームオートメーション
- ローカルテレメトリシステム
- 遠隔制御
- 遠隔検出
- セキュリティシステム
- 煙探知器
ドキュメント
データシート 2
技術記事 14
評価用設計ファイル 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
ツールおよびシミュレーション
設計ツール 1
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