LT3077

新規設計に推奨

5.5V、3A、超低ノイズ、高PSRR、85mVドロップアウト超高速リニア・レギュレータ

製品モデル
4
1Ku当たりの価格
最低価格:$3.95
利用上の注意

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製品の詳細

  • 超低RMSノイズ:1.2μVRMS(10Hz~100kHz) 
  • 超低スポット・ノイズ:10kHzで3.5nV/√Hz
  • 超低1/fノイズ:7μVP-P(0.1Hz~10Hz)
  • 高周波PSRR:1MHzで50dB
  • 超高速過渡応答
  • ドロップアウト電圧:85mV(代表値)
  • デジタル設定可能なVOUT:0.5V~4.2V
  • 出力許容誤差:電源ライン、負荷、温度に対して±1.5%
  • プログラム可能な出力電流制限:3Aで±10%
  • 入力範囲:0.6V~5.5V
  • セラミック出力コンデンサで安定(最小10μF)
  • 複数のデバイスを並列接続して高電流に対応
  • 高精度イネーブル/低電圧ロックアウト(UVLO)
  • パワー・グッド(PG)フラグ 
  • 18ピン(3mm × 3mm)LFCSP-RTパッケージ
LT3077
5.5V、3A、超低ノイズ、高PSRR、85mVドロップアウト超高速リニア・レギュレータ
LT3077 Simplified Application Diagram LT3077 Simplified Application Diagram LT3077 Figure 54 LT3077 Pin Configuration
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評価用キット

eval board
EVAL-LT3077

LT3077(3A、超低ノイズ、高PSRR、85mVドロップアウト超高速リニア・レギュレータ)の性能評価

機能と利点

  • 入力電圧範囲:0.6V~5.5V
  • バイアス電圧範囲:2.375V~5.5V
  • 選択マトリックスに基づきジャンパで出力電圧をプログラム可能:0.5V~4.2V
  • 最大出力電流:3A
  • ノイズおよびPSRR測定用のBNCコネクタ
  • ジャンパと抵抗の組み合わせにより、出力電流制限(3.72Aまたは1.5A)の選択やプログラムされた電流制限のディスエーブル操作が可能
  • レギュレータのオンとオフをジャンパで切り替え
  • 出力レギュレーションのステータスを監視するための端子
  • VIN/VOUT接続の電圧降下を最小限に抑えるバナナ・ジャック
  • VO+、VO-、VI+の各端子によるレギュレーションとドロップアウト監視
  • 18ピン(3mm × 3mm)LFCSP-RTパッケージ

製品詳細

EVAL-LT3077-AZ評価用ボードには、LT3077(3A、超低ノイズ、高電源電圧変動除去比(PSRR)、ドロップアウト電圧85mVの超高速リニア・レギュレータ)が搭載されています。VIN電源の入力電圧(VIN)範囲は0.6V~5.5Vです。3ビット・トリレベル・コードの設定が可能なジャンパを使用し、事前にプログラムされたレベル(0.5V~4.2Vの範囲)で出力電圧(VOUT)を決定できます。最大出力電流は3Aです。EVAL-LT3077-AZを使用するには、VOUTより1.2V以上高く、かつ2.375V~5.5Vの外部BIAS電圧(VBIAS)が必要です。

EVAL-LT3077-AZのLT3077では必要な外付け部品が少ないため、回路設計が単純になります。適切な外付け部品を選択し、プリント回路基板(PCB)を入念に設計することで、ノイズ、PSRR、負荷過渡応答、VOUTレギュレーション性能を最適化できます。LT3077では、内部リファレンス、電源入力、BIASFピン、電源出力のためのコンデンサが必要となります。出力ノイズを低減させてソフトスタートをプログラムできるよう、内部リファレンスは、16V、0805サイズの4.7μFコンデンサによってバイパスされます。ケース・サイズが大きく定格電圧が高いコンデンサほど、その他の特徴が同じコンデンサと比較して1/fノイズが低くなります。高周波におけるPSRR性能を確保し、負荷過渡応答時のVOUT偏差を最小限に抑えるため、回路の出力には22μFコンデンサが選択されています。

LT3077のVIN電源をバイパスするコンデンサおよび対応するVIN PCBレイアウトは、PSRRに影響を及ぼす場合があります(詳細については、「Best PSRR Performance: PCB Layout for Input Traces(最適なPSRR性能:入力パターンのPCBレイアウト)」セクションを参照してください)。EVAL-LT3077-AZでは、VIN電源が47μFコンデンサを使用してデカップリングされます。VINのコンデンサ容量を小さくすると、高周波でのPSRRが向上する場合があります(VINに必要な最小コンデンサ値については、LT3077のデータシートを参照)。バルク220μFタンタル・ポリマー・コンデンサによって、負荷過渡応答時のVINの変動が更に低減され、入力電力リードのインダクタンスによって引き起こされる入力電圧のリンギングが低減されます。このPCBには、オプションとしてSubminiature Version A(SMA)コネクタ用のフットプリントがあり、必要に応じてPCBエッジへのシールドされたVIN電源接続が可能です。

EVAL-LT3077-AZでは、VBIAS電源入力ではなく、2.2μFコンデンサを使用してBIASFピンをバイパスします。BIASFピンは、LT3077の内部にある抵抗によってVBIASと絶縁されているため、VBIASがバイパスされたときと比べ、BIASFがバイパスされたときの方がPSRRの低下が小さくなります。それ以外の点では、VINとVBIASのバイパス・コンデンサがPSRRに与える影響はほぼ同じです。EVAL-LT3077-AZには、CURRENT LIMITジャンパで出力電流制限(1.5Aまたは3.72A)を選択できるようにするための抵抗が備わっています。CURRENT LIMITジャンパでILIMピンをグラウンドに短絡することにより、外部の電流制限設定をディスエーブルすることもできます。

EVAL-LT3077-AZには、ENピンをVBIASに接続して出力をオンにするか、グラウンドに接続して出力をディスエーブルするPOWERジャンパ(JP1)が用意されています。PG端子は51kΩの抵抗でVBIASにプルアップ、オープン・ドレインの負チャンネル金属酸化膜半導体(NMOS)PGピン出力でプルダウンされ、レギュレータの出力ステータスやその他のフォルト・モードの通知に使用できます。

バナナ・ジャックは、VIN 接続とVOUT接続での電圧降下を最小限に抑えます。Bayonet Neill-Concelman(BNC)コネクタは、電源VIN、VBIAS、VOUTに低ノイズの接続を提供します。EVAL-LT3077-AZのPCB設計では分割コンデンサの手法が使用されており、REFコンデンサのグラウンド端子を出力コンデンサのグラウンド端子に、SENSEピンを出力コンデンサの正端子にケルビン接続します。VO+、VO−、VI+の各端子はVINおよびVOUTにケルビン接続されており、出力電圧のレギュレーションとドロップアウト電圧性能の監視位置として最適です。BIASF電圧とREF電圧のテスト・ポイントがあります。

EVAL-LT3077-AZは、回路図ではオプション(DNI)部品と表示されているプレースホルダを備えています。このオプションを利用して容量を拡張できます(図8を参照)。

LT3077の詳細については、LT3077のデータシートを参照してください。EVAL-LT3077-AZ評価用ボードを使用する際は、このユーザ・ガイドと併せてLT3077のデータシートを参照してください。

EVAL-LT3077-AZのLT3077は、18ピン(3mm × 3mm)LFCSP-RTパッケージを採用しています。最大の熱性能を得るため、ボードを適切にレイアウトすることが重要です。

設計ファイルは、EVAL-LT3077-AZ評価用ボードのページで入手できます。

EVAL-LT3077
LT3077(3A、超低ノイズ、高PSRR、85mVドロップアウト超高速リニア・レギュレータ)の性能評価
EVAL-LT3077 Board Photo Angle View EVAL-LT3077 Board Photo Top View EVAL-LT3077 Board Photo Bottom View

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