ADSP-SC598
新規設計に推奨Arm® Cortex®-A55を統合した最大1GHzのデュアルSHARC+ DSP
- 製品モデル
- 4
- 1Ku当たりの価格
- 最低価格:$37.81
製品の詳細
SHARC+コア・インフラストラクチャ
- コア・クロック周波数:800MHz(最大値)または1GHz(最大値)
- オンチップの2 x 640KBレベル1(L1)SRAMメモリ(パリティ付き)により、低遅延性能が向上
- 32ビット、40ビット、および64ビットの浮動小数点サポート
- 32ビットの固定小数点
- バイト、ショート・ワード、ワード、ロング・ワードのアドレス指定
Armコア・インフラストラクチャ
- 1.2GHz Arm Cortex-A55(Neon/FPU搭載)
- 32kバイト/32kバイトのL1命令/データ・キャッシュ
- 256kバイトのL2キャッシュ
メモリ
- オンチップの2048KBレベル2(L2)SRAM(ECC保護付き):多くの用途で外部メモリが不要
- 低システム消費電力用に最適化されたレベル3(L3)インターフェース:DDR3(1.35V対応DDR3Lデバイスをサポート)への16ビット・インターフェースとして機能
16ビットDDR/DDR3Lメモリ・コントローラ
- 1.35V対応DDR3L
高度なハードウェア・アクセラレータ
- 強化されたFIR(有限インパルス応答)/IIR(無限インパルス応答)オフロード・エンジンがコア・クロック周波数で動作し、処理能力を更に向上
- OTPを使用するセキュリティ暗号エンジン
強力なDMAシステム
革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)に以下を搭載:
- 8 x フルSPORTインターフェース(TDMモードとI2Sモード)
- 2 x S/PDIF Rx/Tx、8つのASRCペア
- 8 x 高精度クロック・ジェネレータ
- 2 x 4チャンネルPDMマイク入力
- 40個のバッファ
その他のペリフェラル接続/インターフェース
- 1 x eMSI(SDIO/eMMC)
- 2 x クワッドSPI、1 x オクタルSPI
- MLB 3ピン/6ピン
- 6 x I2C、3 x UART
- 2 x リンク・ポート
- 16 x 汎用タイマー、1 x 汎用カウンタ
- 3 x ウォッチドッグ・タイマー
- ePPI
- USB 2.0 HS OTGコントローラ
- 10/100 EMAC
- 10/100/1000 EMAC(AVBおよび1588対応)
- 2 x CAN FD
- 8チャンネル12ビット・ハウスキーピングADC
- 135本のGPIOピン、40本のDAIピン
- サーマル・センサー
パッケージ
- 17mm x 17mm(0.8mmピッチ)400ボールCSP_BGA
その他の機能
- セキュリティおよび保護
- 暗号ハードウェア・アクセラレータ
- IP保護機能付き高速セキュア・ブート
- 強化されたFIRおよびIIRアクセラレータ(最大1GHzで動作)
- オートモーティブ・アプリケーション向けのAEC-Q100認証を取得
最大1GHzの動作速度を誇るADSP-SC598/SC596/SC595プロセッサは、ADSP-SC59x SHARC®ファミリの製品です。これらのプロセッサは、ADSP-SC594/SC592/SC591と同じデュアルSHARC+® DSPコア・アーキテクチャを採用しており、統合されたArmコアは、最大1.2GHzで動作するCortex-A55にアップグレードされています。FPUとNeon®のDSP拡張機能に対応したA55プロセッサは、リアルタイム処理タスクにも対応し、オーディオ・アプリケーションのタイム・クリティカルなデータに接続するためのペリフェラルを管理します。これらのインターフェースには、ギガビット・イーサネット、USB High-Speed、CAN FDのほか、柔軟で簡素化されたシステム設計のための接続オプションが豊富に用意されています。
ADSP-SC59x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特長とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリの製品です。これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点演算プロセッサは、高性能オーディオ/浮動小数点演算アプリケーション用に最適化され、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を内蔵しています。SHARC+コアには、以前のSHARC製品との命令セット互換性は維持しつつ、キャッシュの強化と分岐予測が新しく追加されています。
業界をリードする豊富なシステム・ペリフェラルとメモリ(データシートの表1を参照)を内蔵したSHARC+プロセッサは、縮小命令セット・コンピューティング(RISC)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理を1つに統合したパッケージを必要とするアプリケーションに最適なプラットフォームです。これらのアプリケーションは、オートモーティブ、プロフェッショナル向けオーディオ、高い浮動小数点演算性能が求められる産業用アプリケーションなど、幅広い市場を対象としています。
アプリケーション
- オートモーティブ:
- オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテインメント、デジタル・コックピット、先進運転支援システム(ADAS)
- コンスーマおよびプロフェッショナル向けオーディオ:
- スピーカ、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイクロフォン・アレイ、ヘッドフォン
ドキュメント
データシート 2
アプリケーション・ノート 13
プロセッサ・マニュアル 2
集積回路異常 1
情報 1
製品モデル | ピン/パッケージ図 | 資料 | CADシンボル、フットプリント、および3Dモデル |
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ADSP-SC598BBPZ10 | 400-Ball BGA_ED (17mm x 17mm x 1.649mm) | ||
ADSP-SC598BBPZ8 | 400-Ball BGA_ED (17mm x 17mm x 1.649mm) | ||
ADSP-SC598KBPZ10 | 400-Ball BGA_ED (17mm x 17mm x 1.649mm) | ||
ADSP-SC598KBPZ8 | 400-Ball BGA_ED (17mm x 17mm x 1.649mm) |
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
ミドルウェア 1
CrossCore® Embedded Studio
CCESは、アナログ・デバイセズのBlackfin®、SHARC®、Arm®の各プロセッサ・ファミリ向けに用意された、世界トップクラスの統合開発環境(IDE)です。
詳細を表示SigmaStudio®+
車載オーディオ、コネクティビティ、アルゴリズム/IPアプリケーション向けのシステム・レベル・ソリューション
詳細を表示CrossCore®ユーティリティ
CrossCoreユーティリティは、Cortex-Mプロセッサで使用するための複数のユーティリティを提供します。これらのユーティリティは、以前はIARおよびKeilツールチェーン用にさまざまなボード・サポート・パッケージ内で配布されていましたが、現在はメンテナンス上の利便性を考慮してこの製品にまとめられています。
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