ADF7030-1
新規設計には非推奨無線トランシーバ IC、サブ GHz、高性能
製品の詳細
- 無線周波数(RF)範囲
- 169.4 MHz ~ 169.6 MHz
- 426 MHz ~ 470 MHz
- 863 MHz ~ 960 MHz
- データ・レート
- 2FSK/2GFSK: 0.1kbps~300kbps
- 4FSK/4GFSK: 1kbps~360kbps(送信のみ)
- 2個のパワーアンプ(PA)
- プログラム可能な受信チャンネルの帯域(BW)
- 2.6 kHz ~ 406 kHz
- 受信器(Rx)性能
- ブロッキング:97 dB max @ ±20 MHzオフセット
- 隣接チャンネル除去: 72 dB(max)
- 感度: −134.3 dBm @ 0.1 kbps
- 感度: −121.3 dBm @ 2.4 kbps
- 送信器(Tx)性能
- 0.1 dB のステップ分解能で −20 dBm ~ +17 dBm の範囲
- 温度と電源の変化に対し出力電力の変動が非常に小さい
- 低アクティブ電流
- Tx電流:50mA(17dBm)
- Rx電流:21.1mA(12.5kbps)
- 超低スリープ電流
- メモリ保持状態で10nA
- ホスト・マイクロプロセッサ・インターフェース
- プログラミングが容易なシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)
- ユーザ設定可能な8ビット汎用入出力(GPIO)バス
- 以下の用途に適したオンチップARM Cortex-M0プロセッサ
- 無線制御およびキャリブレーション
- パケット管理
- クリア・チャンネル評価(CCA)
- IEEE802.15.4gに対応
- フレーム・フォーマット
- データ・ホワイトニング
- デュアル同期ワード検出
- フォワード・エラー・コレクション(FEC)とインターリービング
- 以下の規格への準拠を目的とするシステムに最適
- ETSI EN 300 220-1
- EN 54-25、 EN 13757-4
- FCC Part 15、Part 22、 Part 24、 Part 90、Part 101
- ARIB STD-T30、STD-T67、 STD-T108、 STD-T96
- Packages
- 6 mm × 6 mm、40ピンLFCSP
- 7 mm × 7 mm、48ピンLQFP
ADF7030-1 は超低消費電力で高性能を実現する全機能内蔵型の無線トランシーバです。ADF7030-1 は長期間、ネットワークの信頼性、長バッテリ寿命が要求されるアプリケーションに最適です。この製品は ISM 帯域、SRD 帯域、要免許周波数帯域の 169.4 MHz ~ 169.6 MHz、426 MHz ~ 470 MHz、863 MHz ~ 960 MHz で動作するアプリケーションに適しています。広範囲に対応し、IEEE802.15.4g のような規格に基づくプロトコールだけでなく広範囲の固有のプロトコールもサポートする柔軟性を備えています。
設定可能な低中間周波数(IF)受信器は 2.6 kHz ~ 406 kHz の広範囲の受信チャンネル帯域幅をサポートします。受信チャンネル帯域幅がこの範囲なので、ADF7030-1 は超狭帯域、狭帯域、広帯域チャンネル間隔に対応します。
ADF7030-1 には −20 dBm ~ +13 dBm と −20 dBm ~ +17 dBm の電力範囲をサポートする 2 個の別々の PA を内蔵しています。PA は 0.1 dB のステップ分解能で非常に細かく電力を調整できます。PA の出力電力は温度と電圧の変化に対し非常に安定しています。PA はスペクトル・スプラッタを制限する電力ランプ自動制御を内蔵しているので、規制基準を満足します。
ADF7030-1 は無線制御、無線キャリブレーション、パケット管理を遂行する ARM® Cortex®-M0プロセッサを採用しています。ADF7030-1 は標準的な通信プロトコル・スタックの下位層を集積しているので、Cortex-M0 はホスト・プロセサの処理負荷を軽減します。又、この内蔵プロセッサによりアナログ・デバイセズが提供する ADF7030-1 の機能を拡張できるファームウェア・モジュールをダウンロードし、実行することができます。
ADF7030-1 には 2 種類のパケート・モードがあります: 汎用パケット・モードと IEEE802.15.4g モード。汎用パケット・モードでは、パケット形式の柔軟性が高く、完全にプログラム可能なので固有のパケット形式との互換性が得られます。IEEE802.15.4g パケット・モードでは、パケット形式は IEEE802.15.4g 規格に準拠しています。IEEE802.15.4g に基づいた FEC もサポートしています。
ADF7030-1 は 2.2 V ~ 3.6 V の電源範囲で動作し、受信及び送信モードで非常に低い消費電力となっているので、バッテリ駆動システムで寿命が長くなります。超低電力のディープ・スリープ・モードでは設定用メモリを維持した状態で 10 nA typ を実現します。
少数の外付けデスクリート部品とホスト・プロセッサ(一般的にマイクロコントローラ)を使用して完全なワイヤレス・ソルーションを構築することができます。ホスト・プロセッサは標準 4 線 SPI インターフェースで簡単なコマンド・ベースのプロトコールを使用して ADF7030-1 を設定できます。1 バイトのコマンドで状態間で無線が移行され、又は無線機能が遂行されます。
ADF7030-1 は 2 種類のパッケージ・タイプを採用しています: 6 mm × 6 mm、40 ピン LFCSP と 7 mm × 7 mm、48 ピン LQFP。2 種類のパッケージ・タイプは高湿度のアプリケーションで銀マイグレーションを軽減するために NiPdAu メッキを使用しています。動作温度範囲は -40°C~ +85°C です。
代表的な性能特性のセクションの図13~図19、図30、図42、図60、図61、図75において、PA_COARSEは、PA出力パワーの大まかな調整を行うためのプログラマブルな値です。この値は、PA1については1~6、PA2については1~10の範囲で設定可能です。PA_FINEは、PA出力パワーの高精度な調整を行うためのプログラマブルな値です。この値はPA1とPA2のどちらについても3~127の範囲で設定可能です。PA_MICROは、PA出力パワーの微調整(通常0.1dB未満)を行うためのプログラマブルな値です。この値はPA1とPA2のどちらについても1~31の範囲で設定可能です。PAOLDO_VOUT_CONは、PAにバイアスを供給する内蔵LDOの電圧を設定するためのプログラマブルな値です。これらのビット設定に関するその他の情報については、デバイスの詳細なプログラミング・ガイドである、ADF7030-1 Software Reference Manualを参照してください。
アプリケーション
- IEEE 802.15.4g(MR-FSK PHY)
- ワイヤレスM-Bus(EN 13757-4)
- スマート・メータリング
- セキュリティおよびビル・オートメーション
- アクティブ・タグによる資産追跡
- 工業用制御
- ワイヤレス・センサー・ネットワーク(WSN)
ドキュメント
データシート 1
ユーザ・ガイド 4
アプリケーション・ノート 3
技術記事 1
製品ハイライト 1
評価用設計ファイル 2
外形図 1
よく聞かれる質問 1
ビデオ 10
ソリューション・カタログ 2
デバイス・ドライバ 1
製品ハイライト 1
製品選択ガイド 1
Thought Leadership Page 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
ADF7030-1 IEEE 802.15.4g Firmware Modules Installer
ADF7030-1 Device Driver