ADBMS6830
新規設計に推奨16チャンネル・マルチセル・バッテリ・モニタ
製品の詳細
- 最大16個の直列バッテリ・セルを測定
- 最大寿命の合計測定誤差(TME):3.3V/セルで±1.8mV(–40°C~+125°C)
- セル電圧の同時および連続測定
- 設定可能な内蔵ローパス・フィルタ処理
- 高電圧バッテリ・パック用のスタック可能なアーキテクチャ
- 内蔵isoSPIインターフェース
- 2Mbpsの絶縁型シリアル通信
- 単一のツイスト・ペアを使用(セグメントあたり最大20m)
- 低いEMI感度およびEMI放射
- 双方向により破損ワイヤを保護
- コンデンサまたはトランス結合
- 外付け保護機能のないHot plug耐性
- プログラマブルなパルス幅変調による最大300mA(チャンネルごとの値)のパッシブ・セル・バランシング
- 最大10個の汎用アナログ入力またはデジタルI/O
- 温度やその他のセンサー入力
- I2CまたはSPIマスターとして設定可能
- キーオフ状態でのセルおよび温度モニタリング用LPCM
- スリープ・モード電源電流:4μA
- 母線に関する備え
- オートモーティブ・アプリケーション向けのAEC-Q100認定取得
ADBMS6830は、全温度範囲にわたって最大寿命の合計測定誤差(TME)2mV未満で最大16個の直列接続されたバッテリ・セルを測定できるマルチセル・バッテリ・スタック・モニタです。ADBMS6830の測定入力範囲は−2V~+5.5Vで、ほとんどのバッテリ化学構造に適しており、母線の電圧を測定できます。任意の測定チャンネルを占有することなく母線をバイパスするための備えが行われています。
2個の個別のA/Dコンバータ(ADC)を使用して、すべてのセルを同時に重複して測定できます。4.096MHzの高いサンプリング・レートで連続動作するADCを使用することによって、外部アナログ・フィルタリングを減少させ、測定結果でのエイリアシングの発生を防止できます。ノイズ低減効果の向上は、後続のプログラマブル無限インパルス応答(IIR)フィルタによって可能になります。
複数のADBMS6830を直列接続すれば、長い高電圧バッテリ・ストリングのセルを同時に監視することも可能です。
各ADBMS6830は、RF耐性のある高速長距離通信用の絶縁型シリアル・ポート・インターフェース(isoSPI™)を備えています。複数のデバイスを接続するには、デイジーチェーン構成で1つのホスト・プロセッサに接続します。このデイジーチェーンは双方向に動作することができ、通信パスで故障が発生した場合でも通信の完全性を確保します。
ADBMS6830はバッテリ・スタックまたは個別の電源から給電できます。ADBMS6830には、パッシブ・バランシングが備わっており、各セルに対して個々のパルス幅変調(PWM)デューティ・サイクル制御が行われ、放電電流は最大300mAになります。その他の機能として、オンボード5Vレギュレータ、最大10個の汎用I/O、消費電流が4μAに減少するスリープ・モードがあります。
アプリケーション
- 電気自動車およびハイブリッド電気自動車
- バックアップ・バッテリ・システム
- グリッド蓄電システム
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。