ADL5566
新規設計に推奨差動アンプ、デュアル、4.5GHz 、超高ダイナミックレンジ
製品の詳細
- −3 dB帯域幅:4.5 GHz (AV = 16 dB)
- 固定ゲイン:16 dB
- チャンネル / チャンネルのゲイン誤差: 0.1 dB@100 MHz
- チャンネル / チャンネルの位相誤差:0.06°@100 MHz
- 差動入力またはシングルエンド入力信号を差動出力
- I/OのDC結合またはAC結合
- 低ノイズ入力段:1.3 nV/√Hz RTI@AV = 16 dB
- 広帯域での低歪み (AV = 16 dB、5 V電源)
- 10 MHz: −103 dBc (HD2)、−107 dBc (HD3)
- 100 MHz: −95 dBc (HD2)、−100 dBc (HD3)
- 200 MHz: −94.5 dBc (HD2)、−87 dBc (HD3)
- 500 MHz: −83 dBc (HD2)、−64 dBc (HD3)
- IMD3:−95 dBc@200 MHzセンター
- 500MHzまでシングルエンドの低歪み性能を維持
- スルー・レート:16 V/ns
- 1.2V VCOMまで低歪みを維持
- 16dBの固定ゲインは外部抵抗の増設により低減可能
- 2.5nsの高速セトリングとオーバードライブ回復
- 単電源動作:2.8 V~5.2 V
- パワーダウン
- 低DC消費電力:462mW(3.3V電源)
ADL5566は、RFとdcアプリケーション向けに最適化された、高性能なデュアルの差動アンプです。このアンプは、広い周波数範囲にわたって、1.3nV/√Hzの低ノイズと優れた歪み性能を提供しますので、高速の16ビットA/Dコンバータ(ADC)にとって理想的なドライバといえます。ADL5566は、高性能、ゼロIF / コンプレックスIFのレシーバ設計に使うには最適といえます。更に、このデバイスは、シングルエンドの入力ドライブ・アプリケーションに対して優れた低ひずみ性能を備えています。
ADL5566は、16dBのゲインを提供します。シングルエンド入力構成でのゲインは14dBに減少します。外部に各アンプ用として2つの直列抵抗を用いることで、アンプのゲインを柔軟に拡張でき、差動入力で0dB~16dB間、シングルエンド入力で0dB~14dB間のいかなるゲインにも設定することができます。さらに、このデバイスは2V p-pまでのACレベルでCMOS・ADCを駆動するための追加機能を提供しながら、1.2Vの出力(VOCM)レベルまで低ひずみを維持します。
ADL5566の静止時電流は、3.3V電源を使った場合、標準でアンプあたり70mAとなります。ディスエーブル時は、アンプあたりの消費は3.5mA未満となり、100MHzでは入 / 出力のアイソレーションは-25dBとなります。
このデバイスは、スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)全体にわたって、前例のない性能を与えながら、広帯域、低ひずみおよびノイズ性能に関して最適化されています。これらの特性と調整可能なゲイン機能の組み合わせによって、このデバイスは、広範囲なADC、ミキサー、ピン・ダイオードのアッテネータ、SAWフィルタやマルチエレメントのデスクリート・デバイスのドライバとして最適となっています。
アナログ・デバイセズの高速SiGeプロセスで製造され、ADL5566は小型4mm×4mm、24ピンLFCSPパッケージで供給されており、-40~+85℃の温度範囲にわたって動作します。
アプリケーション
- 差動ADC用ドライバ
- シングルエンド/差動変換
- RF/IFゲイン・ブロック
- SAWフィルタ・インターフェース
ドキュメント
データシート 1
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
チュートリアル 1
Analog Dialogue 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
Sパラメータ 1
キーサイトGenesys向けのSys-Parameterモデル
Sys-Parameterモデルは、デバイスの直線性と非直線性を明らかにするP1dB、IP3、ゲイン、ノイズ指数、リターン損失などの挙動パラメータを提供します。
ツールを開くADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開く