AD8123
製造中差動レシーバ、トリプル、調整可能なライン・イコライザ付き
製品の詳細
- 広帯域ビデオ用のケーブルを300mまで補償
- 高速立上がり/立下がり時間
- 150mのUTPケーブル:4.9ns(2Vステップ時)
- 300mのUTPケーブル:8.0ns(2Vステップ時)
- 55dBピーク・ゲイン(100MHz時)
- 2個の周波数応答ゲイン調整ピン
- 高周波でのピーキング調整(VPEAK)
- 広帯域ゲインフラット性調整(VGAIN)
- ポールの位置調整ピン(VPOLE)
- ケーブル間の差異を補償
- UTPケーブルまたは同軸ケーブルに対する最適化
- DC出力オフセット調整(VOFFSET)
- 低出力オフセット電圧:24mV
- RGBとYPbPrの両方を補償
- 2個のオンチップ・コンパレータ(ヒステリシス付き)
- 同相同期パルス抽出にも使用可能
- 40ピン、6mm×6mm LFCSP
AD8123は高速トリプル差動レシーバ/イコライザであり、最大300メートル長のUTP(Unshielded Twist Pair)ケーブルおよび同軸ケーブルの伝送損失を補償します。ケーブル周波数応答にさまざまなゲイン段の反転を加算することで最適な近似値が得られます。AD8123内部のロジック回路が各段のゲイン機能を制御するため、短距離から中距離までのケーブル長でノイズを最低限に抑えることができます。この技術によって小規模から中規模の低ノイズ・アプリケーションの性能を最適化するとともに、長いケーブルのイコライゼーション(最大300メートル)に必要な高ゲイン帯域幅が得られます。各チャンネルは高インピーダンス差動入力になっているので、ケーブルと直接インターフェースするに適しています。
AD8123は最適なケーブル補償を行うための3個の制御ピンのほか、出力オフセット調整ピンを備えています。長さの異なるケーブルを補償するために、電圧制御ピンが2本用意されています。VPEAKピンは高周波でのピーキングの量を制御し、VGAINピンは広帯域に渡るゲインのフラット性を調整し、低周波領域のケーブル損失でのフラット性を補償します。
さらに柔軟性を高めるために、オプションのポール調整ピンVPOLEを使用できます。これによって、ポールの位置を移動でき、ケーブルのタイプやゲージの違い、また多様なケーブルやイコライザの差異を補償できます。VOFFSETピンでは、出力のDC電圧を調整でき、DCカップリング・システムの柔軟性を向上します。
AD8123は6mm×6mmの40ピンLFCSPパッケージを採用し、-40~+85℃の拡張工業用温度範囲で動作します。
アプリケーション
- キーボード/ビデオ/マウス(KVM)
- デジタル署名
- UTPケーブルでのRGBビデオ配信
- 業務用ビデオの映写、配信
- HDビデオ
- セキュリティ・ビデオ
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。