製品概要

機能と利点

SigmaStudio for SHARCの特長:

  • 次のようなユーザー・インターフェース(UI)プログラミング機能を提供し、製品を市場に投入するまでの期間短縮をサポート
    – 最適化されたアルゴリズム(100種類以上)
    – ブロックおよびサンプル処理
  • 拡張精度をサポートするSIMDを使用した効率的な浮動小数点アルゴリズム・ライブラリ
  • 弊社の他のプロセッサでも使用できる抽象化されたアルゴリズムを使用した、プロセッサに依存しないソリューション
  • 回路チューニング向けの直感的なUI
  • SigmaStudioプラグイン・ライブラリへの変換が可能な、プロプライエタリ・コードのカスタム・アルゴリズム設計をサポート
  • 差分回路図のロードにより、動作時に回路図を変更可能

SHARC Audio Toolboxがサポートする機能:

  • スペクトル領域処理、FFT/IFFT(標準DFT)、短時間FFT/iFFT(窓関数およびオーバーラップによるDFT)
  • FIRおよびIIRフィルタ
  • 遅延モジュール
  • シグナル・ジェネレータ
  • 残響エフェクト
  • オーディオ・ビットストリーム・デコーダに信号を供給するビットストリーム・ディテクタ

製品概要

SigmaStudio for SHARC®はプログラミング、開発、チューニングを行うためのソフトウェア環境です。構築済みの豊富なオーディオ・アルゴリズムを利用して、オーディオ設計者がオーディオ・アプリケーションをグラフィカルな方法で設計、プログラミングできます。

SigmaStudio for SHARCを利用すると、オーディオ・エンジニアは使い慣れたオーディオ処理ブロックを回路図のようなレイアウトで接続することができます。また、コンパイラがDSP対応のコードと「コントロール・サーフェス」を生成するため、本番環境のシステムに直接リアルタイムにパラメータを設定してチューニングできます。SigmaStudio for SHARCツールは、経験豊富なDSPエンジニアのニーズにも応えられる強力な機能を備える一方、DSPコードを書いた経験がほとんどまたはまったくないオーディオ開発者もSHARCオーディオ・プロセッサを簡単に設計に実装できます。SigmaStudio for SHARCはアナログ・デバイセズの評価用ボードと生産設計の両方とリンクして、回路内におけるリアルタイムでの完全なIC制御を実現します。

SigmaStudio for SHARCには、100種類以上のアルゴリズムを含む豊富なライブラリが搭載されており、フィルタリング、ミキシング、ダイナミクス処理などのオーディオ処理や、基本的なローレベルDSP関数、制御ブロックを実行できます。アナログ・デバイセズとサード・パーティのパートナーが提供するプラグイン・アルゴリズムをSigmaStudioのドラッグアンドドロップ・ライブラリに追加できます。SigmaStudio for SHARCにはAlgorithm Designerも搭載されており、これを使用すると、任意のCrossCore® Embedded Studio for Analog Devices Processorsオブジェクト・ライブラリを、SigmaStudio GUIからアクセス可能なドラッグアンドドロップ・モジュールに変換できます。

SigmaStudio for SHARCは、SHARC Audio Toolboxソフトウェア(SATBX)・モジュールが提供する信号処理関数を使用およびサポートする、SigmaStudioプラグイン・モジュールです。SATBXに含まれるアルゴリズムはすべてブロック処理モジュールであり、回路図で他のSigmaStudio処理セルとして使用できます。

SigmaStudio for SHARCは無料でダウンロードできます。CrossCore Embedded Studio IDEと基本のSigmaStudioグラフィック開発ツールがインストールされているWindows PCと、対応するSHARC EZ-Board、USBアダプタ・ケーブルが必要です。

ダウンロードおよび関連ソフトウェア

ソフトウェア・モジュール

SigmaStudio™ for SHARC (Rev. 2.2.0)
Dirac Dimensions, SHARC

The Dirac Dimensions library for the SHARC processor implements an audio post-processing module specified by Dirac Research for the purpose of delivering premium automotive surround sound.

DTS 5.1 Decoder, SHARC

The Digital Theatre Systems (DTS) Decoder library for the SHARC processor implements a DTS decoder, which is compliant with DTS 5.1 specification.

DTS Surround Decoder, SHARC

The Digital Theatre Systems (DTS) Surround Sensation Decoder library for the SHARC processor is an audio post-processing module that delivers an enhanced stereo experience from a multi-channel surround source.

DTS Neo:X Decoder, SHARC

The Digital Theatre Systems (DTS) Neo:X Decoder library for the SHARC processor operates on PCM data received either through analog or digital input channels or from a decoder module such as DTS 5.1 decoder.

DTS Boost Decoder, SHARC

The Digital Theatre Systems (DTS) Neo:X Decoder library for the SHARC processor is an audio post-processing module that maximizes the perceived loudness for a stereo source without cause audible distortion.

DTS Enhance Decoder, SHARC

The Digital Theatre Systems (DTS) Enhance Decoder library for the SHARC processor dynamically equalizes stereo audio to give improved brightness at all volume levels.

DTS UpMix Decoder, SHARC

The Digital Theatre Systems (DTS) Neural Upmix Decoder library for the SHARC processor supports output of 5.1 or 7.1 multi-channel surround sound from stereo (227 mode) or 5.1 (527 mode) source material.

SRS TruVolume, SHARC

The SRS TruVolume® library for the SHARC processor implements automatic volume-control post-processing that adjusts the amplitude of a stereo audio signal to maintain a constant perceived level of loudness in spite of level changes in the input audio material.

ソフトウェア開発ツール

CrossCore® Embedded Studio

CCESは、アナログ・デバイセズのBlackfin®、SHARC®、Arm®の各プロセッサ・ファミリ向けに用意された、世界トップクラスの統合開発環境(IDE)です。

SigmaStudio®

アナログ・デバイセズのDSPオーディオ・プロセッサおよびA2B®(オートモーティブ・オーディオ・バス)トランシーバー向けにプログラミング、開発、チューニングを行うソフトウェアのグラフィック開発ツール

システム条件

  • Windows XP Professional SP3(32ビットのみ)
  • Windows Vista Business/Enterprise/Ultimate SP2(32ビットのみ)UAC保護されていない場所にソフトウェアをインストールすることを推奨
  • Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimate(32ビットおよび64ビット)UAC保護されていない場所にソフトウェアをインストールすることを推奨
  • 2GHzシングルコア・プロセッサ以上(3.3GHzデュアルコアを推奨)
  • 1GB以上のメモリ(RAM)(4GBを推奨)
  • 2GB以上のハードディスク(HDD)空き容量が必要
  • CrossCore® Embedded Studio for Analog Devices Processors
  • SigmaStudio™グラフィック開発ツール

関連するハードウェア (6)

EZ-Kits

6 EZ-Kits すべて表示