製品概要

製品概要

デモ回路3042Aは、2MHz、入力2.25V~5.5V、出力1.2V/10Aの降圧レギュレータとして動作する、LTC3310、10A低電圧同期降圧Silent Switcher®(サイレント・スイッチャ)を採用しています。LTC3310は、0.5V~VINの出力電圧(動作周波数500kHz~5MHz)に対応しています。LTC3310は、コンパクトな超低放射、高効率、高速同期整流モノリシック降圧スイッチング・レギュレータです。Silent Switcher®(サイレント・スイッチャ)技術は、全高速電流ループを最適化することによって、EMI/EMC放射の最小化を容易にします。35nsの高速最小オン時間により、高いVINから低いVOUTへの変換を高い周波数で実行できます。

DC3042Aは、スイッチング周波数2MHzの強制連続モードで動作するよう設定されていますが、パルス・スキッピング・モードや様々なスイッチング周波数に構成することも可能です。MODE/SYNCピンを入力として、RTをVINに接続すると、LTC3310を外部クロックと同期させることができます。MODE/SYNCピンをVINに接続すると、強制連続モードに設定されます。MODE/SYNCピンをGNDに接続すると、パルス・スキッピング・モードに設定されます。効率と負荷グラフには、3.3V入力での強制連続モード動作時の回路における効率と電力損失を示しています。

DC3042Aには、伝導EMIを低減するためのEMIフィルタも備わっています。このEMIフィルタを使用するには、入力電圧をVIN EMI端子に入力します。ボードのEMI性能は、EMIテスト結果のセクションに記載しています。EMI性能グラフの赤線は、伝導/放射EMIテストにおけるCISPR25クラス5のピーク制限値を示しています。

LTC3310データシートには、デバイス、動作、アプリケーションに関する全詳細が記載されています。データシートは必ず、このデモ・マニュアルと併せて参照してください。LTC3310は、熱抵抗を低くするための露出パッドが付いた3mm × 3mm LQFNパッケージで組み立てられています。低EMI動作と最大の熱性能を実現するためのレイアウトに関する推奨事項は、データシートの低EMI PCBレイアウトのセクションに記載されています。