LT1254

LT1253はビデオ・アプリケーション用の低コスト、デュアル電流帰還型アンプです。また、LT1254はLT1253のクワッド・バージョンです。アンプは電源ピンを除いて、完全に分離されているため、5MHzで94dBを超えるすぐれたアイソレーションを達成しています。デュアルおよびクワッド・アンプは、シングル・アンプに比べて大幅に低コストになっています。すなわち、インサーション数が削除され、必要な電源バイパス・コンデンサ数も少なくてすみます。さらに、これらのデュアルおよびクワッドの1アンプあたりのコストは、シングル・ビデオ・アンプより低コストになります。

LT1253/LT1254アンプは、ケーブルやフィルタなどの低インピーダンス負荷をドライブするのに最適です。これらのアンプは、バンド幅が広くスルーレートが高いため、PCやワークステーション間でRGB信号を容易にドライブできます。これらのアンプはリニアリティが優れているため、コンポジット・ビデオ処理に理想的なICです。

LT1253は8ピンDIPおよびS8表面実装パッケージで供給されます。また、LT1254は14ピンDIPおよびS14表面実装パッケージで供給されます。両方のICとも業界標準のデュアルおよびクワッド・オペアンプのピン配列となっています。より高い性能が必要な場合は、LT1229/LT1230のデータ・シートを参照してください。

• RGBケーブル・ドライバ 
• コンポジット・ビデオ・ケーブル・ドライバ 
• IF段でのゲイン・ブロック