ADRF6516
製造中止プログラマブル・フィルタ / 可変ゲイン・アンプ、31MHz、デュアル
製品の詳細
- プログラマブル・フィルタとVGAのマッチングされたペア
- 連続ゲイン制御範囲:50dB
- デジタル・ゲイン制御:15dB
- 6ポール・バターワース・フィルタ:1MHz~31MHz
(1MHzステップ、1dBコーナ周波数) - プリアンプと後段アンプのゲイン・ステップ
- IMPD3:1.5V p-p複合出力に対して65dBc以上
- HD2、HD3:1.5V p-p出力に対して65dBc以上
- 差動入力 / 差動出力
- 柔軟な出力および入力のコモンモード範囲
- オプションのDC出力オフセット補正機能
- SPIでプログラム可能なフィルタのコーナとゲイン・ステップ
- パワーダウン機能
- 3.3V単電源動作
ADRF6516は、完全差動の低ノイズ、低歪のプログラマブル・フィルタと可変ゲイン・アンプ(VGA)のペアで、お互いにマッチングされています。各チャンネルは、大きなアウトバンドの干渉をリジェクトし、一方必要な信号を確実にする能力を備えていますので、A/Dコンバータに対する帯域幅と分解能の必要性を軽減することが出来ます。チャンネル間の優れたマッチングと全てのゲインにわたる高いスプリアス・フリー・ダイナミックレンジおよび帯域幅の設定のため、ADRF6516は高密コンステレーション、マルチキャリアを伴う直交ベース(I/Q)の通信システムにとって理想的な製品といえます。
フィルタは、SPIポートを通して1MHz~31MHz間において1MHzステップでプログラム可能な1dBコーナー周波数を持つ、6ポールのバターワース応答を提供します。フィルタ前段のプリアンプは、SPIにより設定可能で、3dBあるいは6dBのどちらかに設定できます。プリアンプは1600Ωの差動入力インピーダンスを設定し、ディフォルトでVPS/2までのコモンモード電圧を持っていますが、1.1V~1.8Vでドライブさせることが出来ます。
フィルタの後に続く可変ゲイン・アンプは、15.5mV/dBのスロープを持った50dBの連続的なゲイン制御を提供します。これらの最大ゲインは、SPIを通して、さまざまな値にプログラムすることができます。出力バッファは、30Ωの差動出力インピーダンスを提供し、1kΩ負荷に対して2V p-pをドライブする能力があります。出力のコモンモード電圧はディフォルトでVPS/2ですが、高インピーダンスのVOCMピンドライブすることによって、700mVまで下げて調整することができます。独立した、内蔵のDCオフセット補正ループは、もし完全なDC結合動作が必要な場合はディスエーブルにすることが可能です。ハイパスのコーナ周波数は、OFS1とOFS2ピン上の外部コンデンサとVGAのゲイン、によって決められます。
ADRF6516は3.15V~3.45Vの電源で動作し、最大の帯域幅設定にプログラムされた際の、最大消費電流は360 mAです。ディスエーブル時の消費電流は9mA未満です。
ADRF6516は、最新シリコン・ゲルマニウムBiCMOSプロセスで製造され、露出パドル付きの32ピンLFCSPを採用しています。性能は、-40~+85℃の温度範囲にわたって仕様規定されています。
アプリケーション
- ベースバンドI/Qレシーバ
- ダイバーシティ受信器
- ADCドライバ
- ポイントto(複数)ポイント間無線
- 計測機器
- 医療
ドキュメント
データシート 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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