ADL5331
新規設計に推奨VGA、ゲイン制御範囲30 dB、1 MHz~1.2 GHz
製品の詳細
- 電圧制御の増幅/減衰器
- 動作周波数:1 MHz~1.2 GHz
- 出力電力制御を最適化
- 高い直線性:OIP3=47dBm@100MHz
- 出力ノイズ・フロア:-149dBm/Hz@最大ゲイン
- 入力インピーダンス:50Ω
- 出力インピーダンス:20Ω
- 広いゲイン制御範囲:30 dB
- デシベル・リニアなゲイン制御機能:40 mV/dB
- 単電源動作:4.75 V~5.25 V
ADL5331は、最大1.2 GHzの周波数をもつアプリケーションで使用するための、高性能、電圧制御の可変ゲイン・アンプ/減衰器です。信号パスの平衡構造により、信号振幅を最大化し、コモンモード・ノイズを排除し、歪みを最小化すると同時に低いゲインと、高周波数での寄生結合により発生するスプリアス混入の危険性を減らします。
この50Ωの差動入力システムは、INHIとINLOに与えられて差動電圧を、高い直線性と優れたコモンモード・リジェクションされた差動の電流ペアーに変換します。これらの信号電流は当社独自の電圧制御減衰器に加えられて、デシベル-リニアなインターフェースの制御下で全体ゲインの高精度な定義を可能にします。GAINピンには、最小ゲイン時の0 Vから最大ゲイン時の1.4 Vまでの電圧を、スケーリング係数40 mV/dBで入力することができます。
高精度広帯域減衰器の出力は、差動トランス・インピーダンス出力ステージに加えられます。出力段はOPHIとOPLOの差動出力に提供され、これらの端子はRFのチョークあるいはセンター・タップのバランで電源にプルアップする必要があります。
ADL5331は出力ピンを含んで240mAの電流を消費し、4.75V~5.25Vの単電源範囲で動作します。パワーダウン機能はENBLピンにロジック・ローを与えることによって実現します。パワーダウン・モードでの消費電流は250μAになります。ADL5331は、アナログ・デバイセズ独自の高性能相補バイポーラIC製造プロセスにより製造されています。ADL5331は24ピン (4 mm×4 mm)鉛フリーLFCSPパッケージを採用し、-40°C~+85°Cの周囲温度での動作が使用規定されています。また、評価用ボードも入手可能です。
アプリケーション
- RFとIFでの送信および受信の電力制御
- CATV分配器
ドキュメント
データシート 1
アプリケーション・ノート 1
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
ツールを開くADIsimPLL™
ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。
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