製品概要
製品概要
EVAL-LT3964-1-AZ評価回路は、I2Cを使用する36V同期デュアル発光ダイオード(LED)ドライバで、LT3964-1を搭載しています。VINが9V~36Vのとき、2つのチャンネルのLEDを1Aで駆動します。EVAL-LT3964-1-AZは、2MHzのスイッチング周波数で動作します。その2つのチャンネルによって、異なる電流、電圧、または調光比でLEDストリングを別々に駆動できます。I2C通信で制御することも、適切なADDRピン設定を使用して、I2C以外のモードで実行することもできます。LEDのオープン、短絡両方の状態から保護されており、フォルト状態を通知します。I2Cモードでは、フォルト通知を有効または無効に設定できます。一意のアドレスを使用して、最大8つの異なるEVAL-LT3964-1-AZを同じI2Cバス上に配置できます。DC2026C Linduino® Oneデモ回路に接続すると、シリアル・インターフェースが使用可能になります。
LT3964-1は入力電圧の範囲が4V~36Vです。2つの独立した1.8A、40V降圧コンバータと内部同期型40Vスイッチを備えており、高効率と小型サイズを実現しています。また、200kHz~2MHzの調整可能なスイッチング周波数を提供しています。外部ソースに同期したり、クロック出力(CLKOUT)を使用してプログラミングしたりできます。PWMTGの高圧側PWM MOSFETドライバは、短絡保護と汎用性を支援します。評価回路はチャンネルあたり2つのLEDのみに最適化されていますが、VINが十分に高く、回路部品を適切に変更すれば、最大33VのLEDを使用する降圧レギュレータに変更できます。
I2C以外のモードでは、提供されたタレットにPWM信号またはCTRL電圧を入力することで、各チャンネルを個別にPWMおよびアナログ調光できます。I2Cモードでは、各チャンネルを最大8192:1まで調光でき、シリアル通信を使用して高い比率でアナログ調光できます。
スペースとコストを節約するために、小型セラミック入出力コンデンサが使用されています。開放LEDの過電圧保護では、LEDストリングがオープンになると、ICの定電圧レギュレーション・ループを使用して出力を約8.1Vに安定化します。
シンプルな抵抗をいくつか選択して、回路で低電圧ロックアウトを調節できます。出力電圧(過電圧保護)は、より高いストリング電圧に対して帰還抵抗を変更することにより調整できます。より高い電圧に対応するには、他の部品も変更が必要になる場合があります。
LT3964-1とその動作、およびアプリケーションの詳細は、このデバイスのデータシートに記載されています。このEVAL-LT3964-1-AZユーザ・ガイドと併せて、LT3964-1のデータシートも参照してください。LT3964RUHE-1#PBFは、熱強化型グラウンド・パッドが付いた36ピン・プラスチック5mm × 6mm QFNパッケージで組み立てられています。最大の熱性能を得るため、ボードを適切にレイアウトすることが重要です。データシートのレイアウトに関する考慮事項のセクションを参照してください。
関連資料
-
EVAL-LT3964-1 - Schematic2023/10/09PDF31 K
-
EVAL-LT3964-1-AZ: 36V Synchronous Dual LED Driver with I2C (Rev. 0)2023/10/13PDF467 K
-
EVAL-LT3964-1 - Design Files2023/10/09ZIP7 M