製品概要

機能と利点

  • 入力電圧範囲:0.6V~5.5V
  • バイアス電圧範囲:2.375V~5.5V
  • 最大出力電流:3A
  • I2C/PMBus通信
  • いずれかのバイアス・モード(外部バイアス電圧、またはPMBusインターフェース経由で3.3V内部ロジック電力)をジャンパで選択
  • 出力電圧は、直列に接続された2つの1%m抵抗によって1.20Vに正確にプログラム
  • ノイズおよびPSRR測定用のBNCコネクタ
  • 部品のプレースホルダにより、PGFBピンをBIASAFに直接接続してPGをハイに維持
  • PMBusプログラミングなしでスタンドアロンで動作
  • レギュレータのオンとオフをジャンパで切り替え
  • LT3074の内部クロックをジャンパでイネーブル/ディスエーブルし、ノイズ性能を検証
  • ジャンパと抵抗器の組み合わせによってシリアル・バス・インターフェース・アドレスを選択
  • コネクタを追加することで、複数のEVAL-LT3074-AZとのPMBus通信が可能
  • 6ピン0.1インチ・ピッチ・コネクタによってPmod Type 6 I2Cを実装
  • パワー・オン、パワー・グッド、PMBusアラートのLED表示
  • 出力電流および出力レギュレーションのステータスを監視するための端子
  • LT3074のVIOCピンで消費電力とPSRRを管理
  • VIN/VOUT接続の電圧降下を最小限に抑えるバナナ・ジャック
  • VO+、VO−、VI+の各端子によるレギュレーションとドロップアウト監視
  • シールド付きVIN電源接続を可能にするSMAコネクタの部品フットプリント
  • 22ピン(3mm × 4mm)LQFNパッケージ

製品概要

EVAL-LT3074-AZ評価用ボードには、LT3074(3A、超低ノイズ、高電源電圧変動除去比(PSRR)、ドロップアウト電圧45mV、PMBus機能付きの超高速リニア・レギュレータ)が搭載されています。VIN電力用の入力電圧(VIN)範囲は0.6V~5.5Vです。最大出力電流は3Aです。出力電圧は、直列に接続された2つの1%抵抗によって1.20Vに正確にプログラムされます。EVAL-LT3074-AZには、VOUTより1.2V以上高い、2.375V~5.5Vの範囲のBIAS電圧(VBIAS)が必要です。ジャンパ(JP4)を使用すると、BIASピンを外部バイアス電圧に接続するか、PMBusインターフェース経由で内部の3.3Vロジック電源に接続するかを選択できます(このセクションの後半で詳しく説明)。EVAL-LT3074-AZは、PMBusプログラミングなしでスタンドアロンで動作できます。

EVAL-LT3074-AZのLT3074は必要な外付け部品が少ないため、回路設計がシンプルです。適切な外付け部品を選択し、プリント回路基板(PCB)を丁寧に設計することで、ノイズ、PSRR、負荷過渡応答、VOUTレギュレーション性能を最適化できます。LT3074では、内部リファレンス、電源入力、BIASAFピン、BIASDFピン、および電源出力のためのコンデンサが必要となります。出力ノイズを低減させてソフトスタートをプログラムできるよう、内部リファレンスは、16V、0805サイズの4.7μFコンデンサ(SETCAPピンに配置)によってバイパスされます。ケース・サイズが大きく、定格電圧が高いコンデンサほど、その他の特徴が同じコンデンサと比較して1/fノイズが低くなります。高周波におけるPSRR性能を確保し、負荷過渡応答時のVOUT偏差を最小限に抑えるため、回路の出力には22μFコンデンサが選択されています。

詳しくはユーザ・ガイドを参照してください。

はじめに

必要な装置

  • DC電源
  • 電圧および電流測定用マルチメータ
  • 電子負荷または抵抗性負荷