製品概要

機能と利点

  • Raspberry Pi Hatフットプリントの3ポートTSNイーサネット・スイッチ
    • 全ポートRGMII 10Mbps/100Mbps/1000Mbps ADIN1300 PHY
    • 磁気回路が内蔵されたRJ45
    • SGMII銅線/ファイバ・コネクティビティ用の2つのSFPケージ
  • ホスト・インターフェース・ハードウェアのストラッピング用スイッチ、選択可能
    • S/D/Q SPIインターフェースまたは
    • RJ45コネクタ経由のイーサネットポート
  • 表面実装設定抵抗によるPHYストラッピング
    • デフォルト状態では、すべての速度で自動ネゴシエーションが有効
    • スイッチ・ファームウェアはMDIO経由でPHY動作を管理
  • 外部の5V~30V単電源で動作
  • GPIOピン上のLEDインジケータ
  • IEEE 802.1AS 2020時刻同期
  • タイム・センシティブ・ネットワーキング(TSN)対応
    • スケジュールされたトラフィック(IEEE 802.1Qbv)
    • フレーム・プリエンプション(IEEE 802.1Qbu)
    • ストリームごとのフィルタリングとポリシング(IEEE 802.1Qci)
    • フレームの複製と除去により信頼性を向上(IEEE 802.1CB)
  • 冗長機能
    • 高可用性シームレス冗長性(HSR)
    • 並列冗長プロトコル(PRP)
    • メディア冗長プロトコル(MRP)
    • MSTPスパニング・ツリー・プロトコル
  • TSN評価パッケージまたはLinuxユーザ空間ドライバを使用したNETCONF/YANG構成
  • VLANテーブル制御(再マッピング、再優先順位付け)
  • IGMPスヌーピング
  • GPIO/タイマー制御

製品概要

このユーザ・ガイドでは、1つ以上のEVALADIN3310EBZ評価用キットを接続し、付属のソフトウェアを使用してスイッチとTSN機能を設定することで、TSNネットワークの要件を満たす方法について説明します。

ユーザ・ガイドの図1に、この評価用ボードの概要を示します。評価用ハードウェアには、ADIN3310スイッチ、標準イーサネット・コネクティビティ用の3つのADIN1300イーサネットPHY、およびオプションとしてSGMII/ファイバ動作モードをサポートするための2つのポート用のSFPケージが含まれています。このハードウェアには5V USBケーブルから電源を供給でき、使いやすいRaspberry Pi HATフォーム・ファクタで設計されているため、評価目的でRPIに簡単に接続できます。

このスイッチはマネージド・スイッチであり、設定用にはホストを接続する必要があります。Windows PC上で実行されるTSNスイッチ評価用アプリケーションでスイッチを設定して、簡単に評価を行えます。イーサネットまたはSPIインターフェースを介して独自のホストに接続することもできます。

ADIN3310の詳細な仕様は、アナログ・デバイセズから入手できるADIN3310のデータシートに記載されています。EVAL-ADIN3310EBZ評価用ボードを使用する際は、このユーザ・ガイド、評価用ボード・ユーザ・ガイド(UG-2280)、およびソフトウェア・ドライバ・ユーザ・ガイド(UG-2287)に加えて、ADIN3310のデータシートを参照してください。

対象となる製品