製品概要

機能と利点

  • 4個の電源をシーケンス/トリム/マージン付けして監視
  • 故障を管理、遠隔測定を監視、故障ログを作成
  • PMBus準拠のコマンド・セット
  • LTpowerPlay GUIによるサポート
  • 電源を精度0.25%でマージンまたはトリム付け
  • IOUTモニタ(×4)およびIINモニタ(×2)
  • 入力電力の測定および電力量の積算
  • チャンネルごとの高速OV/UV監視回路
  • マルチチャンネル障害管理
  • 内部EEPROMに自動的に障害ログを記録
  • 追加ソフトウェアなしで自動動作
  • モニタ:電圧、電流、電力、温度
  • 2チャンネルの時間ベース出力シーケンサ
  • I2C/SMBusシリアル・インターフェース
  • 8V~18Vから給電

製品概要

DC2875Aは、各種レギュレータへのインターフェースとなるLTC2971電源システム・マネージャ用のデモンストレーション・システムです。このボードには、4つの電源を管理する2チャンネルLTC2971デバイスを使用する電源システムのデモンストレーションに必要な、すべての回路が搭載されています。4つの電源には、電圧や電流を検知する様々な方法をデモンストレーションすることを目的とした各種スイッチング・レギュレータが含まれます。このデモ用ボードは、高度な4チャンネルのデジタル・プログラマブルな電源システムを提供します。

LTC2971は2チャンネルI2C/SMBus/PMBus電源システム・マネージャで、入力電流と電力量を正確に計測できるほか、±60Vの電源管理にも対応可能です。このデバイスは、入力電流と入力電圧をモニタし、入力電力と電力量を計算します。DC2875Aは4つの電源をシーケンス/トリム/マージン付け、監視、モニタリングし、故障ログを作成するLTC2971の機能をデモンストレーションします。LTC2971 は、各チャンネルの出力電圧と出力電流をモニタできるほか、外部温度センサーとLTC2971自体の内部ダイ温度もモニタします。

DC2875Aボードは、4つの独立した電源レールを内蔵しています。4本のレールはいずれも、DC/DCスイッチング・レギュレータをベースにしています。+36Vチャンネルおよび+32VチャンネルはLTC2971によって、また、±24VチャンネルはLTC2971-1によって管理します。ボードはこれらの電圧に基づいて事前設定済みですが、帰還抵抗で再度設定できます。

LTpowerPlay®グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)は、このデモンストレーション・システムをサポートしており、LTC2971の全機能を完全に制御できます。LTpowerPlayソフトウェアとDC2875Aハードウェア・システムを組み合わせることにより、LTC2971の構成設定値を設計、テストするための強力な開発環境を構築できます。LTpowerPlayはこれらの設定値を、LTC2971の内部EEPROMまたはプロジェクト・ファイルに保存します。このソフトウェアは、構成設定値とパワー・システム・マネージメントICからのリアルタイム計測値をすべて表示します。遠隔測定によって、LTC2971が作成する障害ログへのアクセスやデコーディングを容易に実行できます。このボードには、DC2875A上にある4つの電源レールに適したEEPROM値が事前に設定されています。プラグ・アンド・プレイにより、接続するだけで使用できます。

LTpowerPlayを使用した、アナログ・デバイセズ・エクスプレス(ADX)の事前プログラム済みデバイスをご注文ください。

対象となる製品

推奨システム動作環境

以下のアイテムが必要です。

  • +12VDC電源
  • USB-to-I2C/SMBus/PMBus コントローラ(DC1613)
  • LTpowerPlayソフトウェア