製品概要

製品概要

デモ用ボードDC2783Aは、200mAの高性能で堅牢な電圧リファレンス/DACバッファ、LT3040を搭載しています。LT3040は、超低出力ノイズおよび超高電源電圧変動除去比(PSRR)の低ドロップアウト電圧により、ノイズに敏感な高精度システムに電力を供給します。

DC2783Aには、V+とVINの2つの入力があります。V+はバッファに電力を供給し、2V~20Vの範囲で動作します。VINは、0V~15Vの範囲の出力のレギュレーション設定値です。電流制限はプログラマブルで、ILIMからGNDに抵抗R3を接続することにより設定できます。ILIMは、0V~300mVの範囲で電流監視用のピンとしても使用できます。

LT3040は高速起動機能を備えています。FSピンを入力ローパス・フィルタ抵抗R2に接続することにより、LT3040は高速起動します。通常、高速起動回路はVFS − VIN ≥ 100mVで作動し、VFS – VIN ≤ 7mVになるまでアクティブのままです。高速起動機能が必要ない場合は、FSをVINに接続することにより、R2を0Ωに設定し、FSに入力電圧をかけます。

LT3040には出力での故障を示す故障フラグがあります。内蔵保護機能には、バッテリ逆入れ保護、逆電流保護、フォールドバックによる内部電流制限、およびヒステリシスによる熱制限が含まれています。

LT3040のデータシートには、部品、動作、およびアプリケーションの詳細が記載されています。このデータシートは、デモ回路DC2783A用デモ・マニュアルと併せて参照してください。LT3040は、ICの下側にパッドが露出した12ピンMSOPおよび10ピン(3mm x 3mm)プラスチックDFNパッケージに組み立てられています。最大の熱性能を得るため、ボードを適切にレイアウトすることが重要です。 

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