製品概要
機能と利点
組込みソフトウェアの開発は、ますます複雑な問題となっています。世界がマルチコア、マルチアーキテクチャのデバイスへ移行する中、ソフトウェア・エンジニアはさまざまな処理アーキテクチャとシステム構成を活用し、またデバッグする必要があります。開発者は、システムの可視性と開発のニーズに適応する柔軟性を提供する、マルチコア・システム向けに設計されたオープン・ツール、SDK、およびミドルウェアを必要としています。SDKは、テクノロジー・プラグインとプロバイダーの広範なエコシステムを有するツール・プラットフォーム内でZephyrやその他のコミュニティを活用し、容易にアクセス可能である必要があります。
CodeFusion Studio(CFS)は、Microsoftのオープンソース開発環境であるVisual Studio Code (VS Code)に基づいて構築され、異機種環境向けに設計された組込みソフトウェア開発プラットフォームです。CodeFusion Studioは、アナログ・デバイセズの組込みプロセッサおよびマイクロコントローラ向けに直感的な開発ツールを提供します。CodeFusion Studioは、トラステッド・エッジ・セキュリティ・アーキテクチャ(TESA)、マルチコアの異機種デバッグ用ツール、Zephyrのサポート、統合型のピン・クロック設定、最新のUI、ELFファイルの可視化、オープンソース・ツールなどを備え、開発を促進するとともに最新のソフトウェア開発パイプラインに対応できるように、開発者によって、開発者のために作り上げられています。
- ホームページ上で一般的なタスクに素早くアクセスできるリンク、プロジェクトに関連する記事やビデオへのリンク、ユーザ・ガイド、ハードウェアのリファレンス・マニュアル、データシート、その他の役立つリソースを提供。
- プロジェクトを素早く作成できる新しいプロジェクト・ウィザードと、開発を直ちに開始できるサンプル・アプリケーション。
- ArmプロセッサおよびRISC-Vプロセッサに対するビルド用のツールチェーンのサポート。
- 統合型のピン・クロック設定ツールにより、ピンに対する信号の割り当て、入出力モードや電源などのピン値の設定、レジスタの詳細および値の表示、プロジェクトに組み込むソース・コードの生成が可能。
- 異機種デバッグ、ブレークポイント、逆アセンブリなどに対応する必須のデバッグ・ツール。
- 柔軟な暗号ライブラリのサポートにより、自動コンパイルでアプリケーション固有のセキュリティ要件に対応。
- 共通のセキュリティAPIにより、アナログ・デバイセズの各種ハードウェア・プラットフォームと構成にわたって開発者アプリケーションのスケーラビリティを実現し、さまざまなワークロード要求に対応。
- 実証済みのセキュリティ実装により、アプリケーションの認証要件の基盤を提供。
製品の詳細
- オープンソース
- SDKとの統合
- Zephyr RTOSのサポート
- CI対応のコマンドライン・ユーティリティを備えた最新のUI
- ELFファイル可視化ツールによるコンパイル済みアプリケーションの分析
- 充実した新機能のロードマップにより、組込み開発の効率化と、困難な設計課題を解決する上でのエンジニアによる管理の向上を促進
- 設定可能なセキュリティ・ルート・オブ・トラスト(信頼の基点)を備えた共通のセキュリティAPIにより、mbedTLS、wolfSSL、PSA Crypto API、およびアナログ・デバイセズのセキュリティ・ソリューションをサポート
- 柔軟なルート・オブ・トラスト(信頼の基点)サービスを備えたアナログ・デバイセズのトラステッド・エッジ・セキュリティ・アーキテクチャ(TESA)
- 実証済みのセキュアな暗号ライブラリによるシステム認証のサポート
プロセッサ | MSDK | Zephyr | 設定ツール | TESA |
MAX32655 | 対応 | – | – | – |
MAX32662 | 対応 | – | – | – |
MAX32670 | 対応 | – | – | 対応 |
MAX32672 | 対応 | – | – | – |
MAX32675 | 対応 | – | – | – |
MAX32690 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
MAX78000 | 対応 | – | – | – |
MAX78002 | 対応 | – | 対応 | – |
システム条件
CodeFusion Studioの拡張機能は、次のホスト・オペレーティング・システムでサポートされています。
- Windows 10(64ビット)
- Windows 11(64ビット)
- macOS(ARM64)
- Ubuntu 22.04以降(64ビット)
ステップ1: CodeFusion Studioのインストーラ(1.0.0)をダウンロードします。これには、Windows、Linux、またはmacOS上で動作するVS Code用のコマンドライン・ツールがすべて含まれています。
ステップ2: Microsoft Visual Studio Code(1.89.0)以降をインストールします。
ステップ3: CodeFusion Studioの拡張機能をVisual Studio Codeのマーケットプレイスからインストールします。
資料
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CodeFusion Studio™ User Documentation2024/10/07
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CodeFusion Studio Security Installation Guide2024/10/06
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CodeFusion Studio™ Source Code (Rev. 1.0.0)2024/10/01
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CFS 3rd Party GPL Source Code (Rev. 1.0.0)2024/10/01
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CodeFusion Studio: Accelerating Embedded Development2025/02/11
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Introducing CodeFusion Studio™2024/12/12
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CodeFusion Studio™のご紹介2024/12/12