SSM4567
製造中クラス-D オーディオ・アンプ、ブースト・コンバータ内蔵、2.5W、5.1V、出力センシング付
製品の詳細
- ブースト・レギュレータ(5.1V)を内蔵した、拡散スペクトラムΣΔ変調の、フィルタ・レス クラス-Dアンプ
- 出力電圧、出力電流およびVBAT電源電圧のデジタル化された出力
- ブースト用レギュレータ内蔵
- マルチプル・シリアル・データ・フォーマット:
PDM入力/出力
シングル・バス上に最大8チップをサポートするTDMスレーブ
I2Sまたは左詰めのスレーブ
1つのI2Sバス上に最大4チップまでサポートするマルチチップI2S
- 8kHz~192kHz、PCMサンプル・レート
- 2.048~6.14MHz、PDM入力サンプル・レート
- スタンド・アロン制御モード
- I2S制御、TDM制御またはPDMパターンを介して設定可能
- 3.6V電源で4Ω負荷に2.5W、8Ω負荷に1.42W、1%以下のTHD+N特性
- 19ボール、1.74 mm×2.1 mm、0.4mm(ピッチ)WLCSPパッケージ
- その他の特長については、データシートを参照してください。
SSM4567は、デジタル入力のクラス-Dパワー・アンプで、ブースト・コンバータを内蔵しているため、通常のバッテリ電源を使った場合より高い出力パワーが可能となっています。このことは、最大出力パワーは、バッテリ電圧の範囲にわたって不変であることを意味します。SSM4567は、携帯電話、タブレットあるいは携帯用メディア・プレーヤなどのような、小さなアナログ信号がアンプに送られる際に、システム・ノイズがアナログ信号を破壊するような高感度のアプリケーションにとって理想的な製品です。
SSM4567は、オーディオ用D/Aコンバータ(DAC)、パワー・アンプおよびPDMまたはPCM(I 2S/TDM)のデジタル・オーディオ・インターフェースがシングル・チップ上に組み合わさっています。SSM4567を使うことで、オーディオ・データはオーディオ・アンプにデジタル的に伝達することができるため、伝達されるオーディオ上のノイズ源の影響を大幅に軽減し、入力の結合コンデンサーの必要がなくて済みます。SSM4567は、3.6 V電源で、4Ωの負荷を、1%以下のTHD+N特性で、連続的に2.5Wの出力パワーで、駆動する能力を持ちます。
SSM4567は、I2C、PDMのパターン制御またはTDM制御によって制御することができます。また、制御インターフェースを使わずに、スタンドアロン・モードでの動作も可能です。
SSM4567は、出力電流、出力電圧およびVBAT電源電圧を検出する回路を内蔵しています。電流検出は、出力ピンと負荷の間に接続されたオンチップのセンス抵抗を使って成し遂げられます。出力電流と電圧はADCに送られます。これらのADCの出力は、デジタル・シリアル出力ポートで得ることができます。VBAT、供給電圧は、完全設定可能な、自動ゲイン制御回路に使うことができます。このAGC(自動ゲイン制御)は、低いバッテリ電圧での最大出力を制限することができ、バッテリから余計な電流の流出を避けますので、バッテリ寿命を拡張できます。
SSM4567は、高効率で、外部LC出力フィルタ不要の低ノイズ・モジュレーション機能を特長としています。閉ループの5レベルのモジュレータ設計は、全てのデジタル・アンプの利点を維持し、更に非常に優れたPSRRおよびオーディオ性能を可能にします。モジュレーションは、たとえ低出力パワー時でも高効率を連続的に供給し104dBの、A特性音圧レベル、SNRを備えています。拡散スペクトラム、パルス密度モジュレション(PDM)が使われているため、他のクラスDアーキテクチャに比較すると、より低いEMI放射を提供します。
SSM4567は、VBAT電源に対して標準で0.2μAのシャットダウン電流にするマイクロパワー・シャットダウン・モードを備えています。シャットダウンは、入力クロックとデータ信号をゲーティングすることによって自動的に可能となります。
SSM4567は、工業温度範囲(-40~+85℃)にわたって仕様規定されています。また、サーマル・シャットダウン機能と出力短絡保護が内蔵されています。この製品は、1.74 mm×2.1 mmの19ボールのウエハー・レベル・チップ・スケール・パッケージ(WLCSP)をパッケージ採用しています。
アプリケーション
- 携帯電話機
- タブレット
- ポータブル・メディア・プレーヤ
ドキュメント
データシート 1
ユーザ・ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。