SSM2305
製造中オーディオ・アンプ、クラスD、モノラル、高効率、2.8W、フィルタレス
製品の詳細
- シグマ・デルタ(ΣΔ)変調のフィルタレス・クラス D アンプ
- アナログ・デバイセズ製クラス D アンプを複数使用する場合に同期が不要
- 5.0 V 電源時に 4 Ω 負荷に対して 2.8 W、8 Ω 負荷に対して 1.6 W、および 10% 未満の全高調波歪み(THD)
- 5.0 V 電源、8 Ω スピーカに対して 1.3 W 時に 89% の効率
- S/N 比: >98 dB
- 2.5 ~ 5.5 V の単電源動作
- 20 nA の超低シャットダウン電流
- 短絡およびサーマル保護
- 8 ピン、3 mm × 3 mm の LFCSP と MSOP を採用
- ポップおよびクリック音抑制回路
- 組み込み抵抗により基板部品数を低減
- 固定ゲイン設定とユーザー調整可能ゲイン設定
SSM2305 は、完全集積化された高効率のクラス D ステレオ・オーディオ・アンプで、携帯電話アプリケーション向けに最高の性能が実現できるように設計されています。アプリケーション用の回路には最小限の部品を外付けするだけで済み、2.5 ~ 5.0 V の単電源で動作します。5 V 電源の動作時に、2.2 W の連続出力パワーを 1% 未満の THD+N で出力し、4 Ω の負荷で駆動します。この製品はサーマル・シャットダウンと出力短絡保護回路を備えています。
SSM2305は、LC出力フィルタを外付けする必要のない、高効率、低ノイズの変調方式を特長としています。変調は、低い出力パワー時であっても高い効率を維持します。5.0V電源時に、8Ωの負荷に対する出力パワーが1.3Wのときに90%の効率、および4Ωの負荷に対する出力パワーが2.2Wのときに83%の効率で動作し、98dBを上回るS/N比性能を備えています。スペクトル拡散パルス密度変調が使用されているため、他のクラスDアーキテクチャと比較してEMI放射による放出レベルが低く抑えられます。
SSM2305は、シャットダウン電流が30nA(max)のマイクロパワー・シャットダウン・モードを採用しています。SDピンにロジック0を加えると、シャットダウンがイネーブルになります。ポップおよびクリック音抑制回路も内蔵されており、電源投入/切断時に出力で発生する電圧グリッチを最小限に抑えることができるため、電源投入/切断時に発生する可聴音を低減できます。
SSM2305の完全差動入力は、入力上に乗る同相ノイズを良好に除去します。DC入力同相電圧が約VDD/2の場合は、入力結合コンデンサを省略できます。
また、GSM伝送バーストやRF整流が原因で発生するノイズなどの電源ノイズを適正に除去します。PSRRは217Hzで60dB(typ)です。SSM2305のゲインは18dBにデフォルト設定されていますが、抵抗ペアを外付けして、ゲインを低くすることも可能です。
SSM2305は、商用温度範囲(-40~+85℃)で仕様規定されています。このデバイスは8ピン、3mm×3mmのリード・フレーム・チップ・スケール・パッケージ(LFCSP)と8ピンのミニ・スモール・アウトライン・パッケージ(MSOP)を採用しています。
アプリケーション- 携帯電話
- MP3プレーヤ
- 携帯型ゲーム機
- 携帯型電子機器
- 教育用玩具
ドキュメント
データシート 1
評価用設計ファイル 1
よく聞かれる質問 1
デバイス・ドライバ 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。