MAX2383
パワー制御付き、WCDMAアップコンバータおよびPAドライバ
製品の詳細
- 出力電力:-46dBc ACPRで+6dBm
- 小型UCSPパッケージ
- アップコンバータ利得制御範囲:35dB
- 自動ダイナミック電流制御
- 自己消費電流:12mA
- ディセーブル付LOバッファ内蔵
- RX帯域における帯域外低ノイズパワー:
- +6dBm POUTで-144dBm/Hz以下
- 中間TX SAWバンドパスフィルタ不要
アップコンバータおよびPAドライバICのMAX2383は、成長著しいARIB (日本)およびETSI-UMTS (ヨーロッパ) W-CDMAアプリケーション用に設計されています。ICには可変利得制御付きアップコンバータミキサ、LOバッファ、および出力電力制御用可変利得PAドライバを内蔵しています。
MAX2383は、IMT-2000周波数帯域に対応しています。このデバイスは、差動IF入力ポート、LO入力ポート、およびPAドライバ入出力ポートを備えています。アップコンバータミキサには30dB以上の利得制御機能をもつAGC (自動利得制御)が装備されています。ICは出力電力が低下すると、PAドライバおよびミキサ電流の自動スロットルバックを行います。メイン信号経路およびLOバッファは、個別にシャットダウンすることができます。内蔵LOバッファは、メイントランスミッタパスのオン/オフ時にONを維持し、TXゲート送信中にVCOプリングを最小限に抑えることができます。
MAX2383は+2.7V~+3.0Vの単一電源での動作が保証され、超小型3 x 4 UCSP™パッケージで提供され、コスト/スペース削減の最適化とRF性能の最大化を実現します。このICは、2270MHz~2580MHzのLO周波数範囲を対象にしており、最新の高周波バイポーラプロセスで製造されています。ミキサおよびPAドライバのリニアリティは、1920MHz~1980MHzの帯域において最小限の消費電流で優れたRF性能を発揮するよう最適化されています。ミキサの性能はLOバッファ入力ポートで-10dBm ±3dBのLOドライブに最適化されています。LOポートは、シングルエンドまたは差動のいずれでも駆動できるように構成されています。
MAX2383は、中間TX SAWバンドパスフィルタを使わずに優れたノイズ/イメージ抑圧を実現することができるため、貴重な基板スペース、コスト、および消費電流を節減します。LNAおよびダウンコンバータミキサのICに関しては、MAX2387/MAX2388/MAX2389のデータシートを参照してください。
アプリケーション
- 中国式3G携帯電話(TD-SCDMA)
- 欧州3G携帯電話(UMTS)
- 日本式3G携帯電話(ARIB)
- PCS電話
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
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