HMC1023
新規設計には非推奨72 MHz デュアル・プログラマブル・ローパス・フィルタ
製品の詳細
- 低ノイズ指数: 10 dB
- 高直線性:
インバンド出力 IP3 > +30 dBm
インバンド出力 IP2 > +60 dBm - 設定済みまたは設定可能な帯域幅: 5 MHz ~ 72 MHz
(HMC1023LP5E の発注情報を参照してください。) - 極めて優れた 3 dB 帯域幅精度: ±2.5%
- 設定可能なゲイン: 0 dB または 10 dB
- ADC ドライバ・アンプ内蔵
- 自動フィルタ・キャリブレーション
- 外部制御の同相出力レベル
- フィルタ・バイパス・オプション
- HMC900LP5E とピン互換およびレジスタ互換
- 読出し/書込みシリアル・ポート・インターフェース(SPI)
- 32 ピン 5 mm x 5 mm SMT セラミック・パッケージ: 25 mm²
HMC1023 は、帯域幅を設定可能な、完全にキャリブレーションされた 6 次デュアル・ローパス・フィルタです。このフィルタは 0 dB または 10 dB のゲイン設定が可能で、5 MHz ~ 72 MHz の任意の帯域幅をサポートします。キャリブレーションを行うと、帯域幅の精度は ±2.5% になります。設定されたゲインと同相制御の設定値を維持したまま、内蔵フィルタをバイパスするオプションにより帯域幅を拡大することができます。
内蔵 ADC ドライバ、設定可能な入力インピーダンス、2 Vppd 信号では 0.9 V ~ 3 V の調整可能な出力コモンモード電圧、またはそれより小さな信号振幅では 0.9 V 未満のコモンモード電圧により、インターフェースをシンプルにできるとともに、最大性能を実現します。バイアス設定値をプログラム可能なので、各アプリケーションに対して性能と消費電力のトレードオフを最適化することができます。
フィルタのキャリブレーションは、20 MHz ~ 80 MHz の任意のリファレンス・クロック・レートを使って行います。ワンタイム・プログラマブル(OTP)メモリには卓越した柔軟性があるため、ゲインや帯域幅の設定値などのパラメータは設定後の操作が不要です。
コンパクトな 5 mm x 5 mm SMT QFN パッケージを採用した HMC1023 は、帯域幅を設定可能な既存のローパス・フィルタ HMC900 とピン互換およびレジスタ互換です。このデバイスは、必要な外付け部品がごくわずかであり、複雑なスイッチド・ディスクリート・フィルタ・アーキテクチャに代わる低価格のソリューションを提供します。
6 次バターワース伝達関数によって優れたストップバンド除去性能が得られるとともに、平坦なパスバンドが維持され、群遅延変動もわずかです。
アプリケーション
- ポイント to ポイント固定ワイヤレスおよびセルラ・インフラストラクチャ・トランシーバ用のデータ・コンバータ前後のベースバンド・フィルタ処理
- ソフトウェア無線アプリケーション
- アンチエイリアシング・フィルタおよび再構成フィルタ
- 試験装置および計測装置
- ADC ドライバ・アプリケーション
ドキュメント
データシート 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
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ドライバ/ソフトウェアをリクエストツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
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