ADUCM420
新規設計に推奨高精度アナログ・マイクロコントローラ、MDIOインターフェースの12ビット・アナログ入出力、ARM Cortex-M33
- 製品モデル
- 2
- 1Ku当たりの価格
- 最低価格:$9.42
製品の詳細
- アナログ入出力
- マルチチャンネル、12ビット、2MSPS A/Dコンバータ(ADC)
- 最大12個の外部チャンネル
- ダイ温度モニタ内蔵
- 3個の電力モニタ・チャンネル
- シングルエンド・モード
- アナログ入力範囲:0V~VREF
- 入力バッファ
- 12ビット電圧出力DAC
- 8× 0V~2.5V、負荷1kΩ
- 4× 0V~2.5V、負荷2.5kΩ
- 低ドリフトの電圧リファレンスを内蔵(1.25Vまたは2.5V)
- バッファ付き出力(1.25Vまたは2.5V)
- 4個の電圧コンパレータ
- マイクロコントローラ
- 32ビットARM Cortex-M33コア、32ビットRISCアーキテクチャ、FPU
- シリアル・ワイヤ・ポートによりコードのダウンロードとデバッグをサポート
- クロック・オプション
- 16MHzオンチップ発振器
- プログラマブル分周器付き160MHz PLL出力
- 外部クロック源
- パッケージと温度範囲
- 3.46mm × 3.46mm、64ボールWLCSP
- −40ºC~+105ºCで動作仕様を規定
- メモリ
- 2個の独立した256kBフラッシュ/EEメモリ、ECC対応
- 10,000回フラッシュ/EE書換え回数
- 20年フラッシュ/EEデータ保持期間
- 64kB SRAM、ECC対応
- ソフトウェア・トリガによる、MDIOまたはI2Cを介した回路内の再プログラムに対応
- オンチップ周辺機器
- 2個のUART、2個のSPI、3個のI2Cシリアル入出力
- マルチ電圧(3.3V/1.8V/1.2V)GPIO
- 最大10MHzのMDIOスレーブ
- 汎用タイマー5個
- ウェークアップ・タイマー(WUT)
- ウォッチドッグ・タイマー(WDT)
- 32個のPLAエレメント
- 16ビットPWM
- すべてのGPIOが外部割込みをサポートし、5つがウェイクアップをサポート可能
- 電力
- 複数電源に対応:3.3V(電圧DACおよびADC)、3.3V/1.8V/1.2V(デジタル入出力)
- 低消費電力アプリケーションでの柔軟な動作モード
- ツール
- ロー・コストのクイック・スタート開発システム
- サード・パーティを完全サポート
ADuCM420は、(160MHz ARM® Cortex™-M33プロセッサによって制御される)高性能のアナログ周辺機器およびデジタル周辺機器と、コードやデータ用の内蔵フラッシュを備えた、完全集積型のシングル・パッケージ・デバイスです。
ADuCM420のA/Dコンバータ(ADC)は、シングルエンド・モードで最大12個の入力ピンを使用して、12ビット、2MSPSのデータ・アクイジションを実現します。更に、ダイ温度と供給電圧も測定することができます。
ADC入力電圧は、0V〜VREFです。ADCチャンネル一式を選択することにより、シーケンス中にソフトウェアの関与なしに、順次測定させることが可能なシーケンサを備えています。ユーザが選択した速度で、シーケンスを自動的に反復させるよう選択することも可能です。
出力バッファに対応した、最高12チャンネルの12ビットD/Aコンバータ(DAC)を備えています。
ADuCM420は、ウォッチドッグまたはソフトウェア・リセット・シーケンスを介して、デジタル/アナログ出力の出力電圧を維持するよう構成できます。そのため、ADuCM420自体のリセット中も、製品機能を維持できます。
ADuCM420は、低消費電力のARM Cortex-M33プロセッサと、浮動小数点ユニット(FPU)により最大240MIPSのピーク性能を実現する、32ビット縮小命令セット・コンピュータ(RISC)マシンを備えています。2× 256kBのフラッシュ/EEメモリと64kBのスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)もチップに組み込まれています。いずれもシングル・エラー訂正(SEC)と、ダブル・エラー検出(DED)エラー・チェック訂正(ECC)機能を備えています。フラッシュは、1つのフラッシュ・ブロックからの実行と、もう1つのフラッシュ・ブロックでの同時書込み/消去に対応した、2つの独立した256kBブロックで構成されています。
ADuCM420は、内蔵の発振器から動作し、160MHzのフェーズ・ロック・ループ(PLL)を備えています。このクロックを分周させて、消費電流を低減させることができます(オプション)。更に、ADuCM420ソフトウェアを介して低消費電力モードに設定することも可能です。
デバイスには、最大10MHzで動作可能な、管理データ入出力(MDIO)インターフェースが塔載されています。物理アドレス(PHYADR)およびデバイス・アドレス(DEVADD)のハードウェア・コンパレータを組み込むことによって、ユーザによるプログラミングを容易にしています。消去不可能なカーネル・コードとフラグをユーザ・フラッシュ内で組み合わせることにより、2つの独立したハードウェア・フラッシュ・ブロックの切替えを確実に実行できます。
ADuCM420は、アプリケーションの必要に応じてソフトウェア制御下で設定可能な、一連の内蔵周辺機器を統合化しています。周辺機器には、2つのユニバーサル非同期レシーバー/トランスミッタ(UART)、3つのI2C、2つのシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)シリアル入出力通信コントローラ、汎用入出力(GPIO)、32素子プログラマブル・ロジック・アレイ(PLA)、汎用タイマー5つ、ウェークアップ・タイマー(WUT)、システム・ウォッチドッグ・タイマー(WDT)などがあります。8つの出力チャンネルを備えた、16ビットパルス幅変調(PWM)コントローラもあります。
電源投入時、GPIOピン(Px.x)は高インピーダンス入力モードになります。出力モードでは、ソフトウェアはオープンドレイン・モードまたはプッシュ/プル・モードを選択します。プルアップ抵抗およびプルダウン抵抗の有効化/無効化は、ソフトウェアから実行できます。GPIOピンは、IOVDDxピンに応じて異なる電圧レベル(3.3V、1.8V、1.2Vなど)に設定できます。GPIO出力モードでは、GPIOピンを監視できるよう入力を有効にしておくことができます。GPIOピンは、デジタル/アナログ・ペリフェラル信号を処理できるようプログラムできます。この場合、ピン特性は特定の条件に合わせて整合されます。
ADuCM420の製品開発を容易にするため、ARM Cortex-M33プロセッサの大規模なサポート・エコシステムを利用できます。ARMシリアル・ワイヤ・デバッグ・ポートを介してアクセスします。オンチップのファクトリ・ファームウェアにより、MDIOまたはI2Cを経由したインサーキット・シリアル・ダウンロードをサポートしています。低価格のクイック・スタート可能な開発システムに搭載されたこれらの機能が、この高精度のアナログ・マイクロコントローラをサポートしています。
このデータシートでは、AIN4/VDAC0などの多機能ピンについてはすべてのピン名を表記しますが、特定の機能のみが該当するような説明箇所では、AIN4のように1つのピン機能だけを表記しています。
アプリケーション
- 100Gbps/200Gbps/400Gbps光ネットワークおよび高周波数モジュール
ドキュメント
データシート 2
製品モデル | ピン/パッケージ図 | 資料 | CADシンボル、フットプリント、および3Dモデル |
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ADUCM420BCBZ-RL | 64-Ball LFCWLCSP (3.46mm x 3.46mm x 0.5mm) | ||
ADUCM420BCBZ-RL7 | 64-Ball LFCWLCSP (3.46mm x 3.46mm x 0.5mm) |
製品モデル | 製品ライフサイクル | PCN |
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3 25, 2022 - 22_0042 ADuCM410/420 Silicon Revision |
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ADUCM420BCBZ-RL | 製造中 | |
ADUCM420BCBZ-RL7 | 製造中 |
これは最新改訂バージョンのデータシートです。