ADRF6518
製造中止可変ゲイン・アンプ/ベースバンド・プログラマブル・フィルタ、1100MHz
製品の詳細
- マッチングされたペアーのプログラマブル・フィルタとトリプルVGA
- 連続ゲイン制御範囲:72 dB
- デジタル・ゲイン制御:30 dB
- フィルタ・バイパス・モードの帯域幅(BW):
±1dBのゲイン平坦特性:300MHz
-3dB小信号帯域幅:650MHz/1100MHz VGA2とVGA3それぞれ21dB/12dB - 6ポール・バターワース・フィルタ1MHz~63 MHz(1MHzステップ、0.5dBコーナ周波数)
- ピーク検出機能
- IMPD3:1.5Vp-p複合出力に対して65dBc以上
- HD2、HD3:1.5Vp-p出力に対して65dBc以上
- 差動入力/差動出力
- 柔軟な出力および入力のコモンモード範囲
- オプションのDC出力オフセット補正機能
- SPIでプログラム可能なフィルタのコーナとゲイン・ステップ
- パワーダウン機能付きの3.3V単電源動作
ADRF6518は、完全差動の低ノイズ、低歪のプログラマブル・フィルタと可変ゲイン・アンプ(VGA)のペアーで、お互いマッチングされています。各チャンネルは、大きなアウトバンドの干渉をリジェクトし、一方必要な信号を確実にする能力を備えていますので、A/Dコンバータ(ADC)での帯域幅と分解能の必要性を軽減することが出来ます。チャンネル間の優れたマッチングと、全てのゲインと帯域幅の設定にわたる高いスプリアス・フリー・ダイナミックレンジを備えているため、ADRF6518は、高密度コンステレーション、マルチキャリアと近隣干渉を伴う直交ベース(I/Q)の通信システムにとって理想的な製品といえます。種々のアンプ・ゲイン、フィルタのコーナおよび他の機能は、全てシリアル・インターフェース(SPI)ポートを介してプログラム可能です。
フィルタの前に置かれた最初のVGAは、9dB、12dBおよび15dBの固定ゲイン・オプションと共に連続した24dBのゲイン制御を提供し、400Ωの差動入力インピーダンスを設定します。 このフィルタは、1MHz~63 MHz間で1MHzステップで0.5dBコーナ周波数を持つ6ポールのバターワース応答を提供します。63MHzを越す動作では、フィルタはディセーブルにすることができ完全にバイパスされますので、最大1100MHzまで-3dB帯域幅を拡張します。ワイドバンド・ピーク検出は、フィルタ入力でのピーク信号をモニターすることが可能です。フィルタの後に置かれた、ペアーのVGAは、それぞれ12dB、15dB、18dBおよび21dBの固定ゲイン・オプションと共に、連続した24dBのゲイン制御を提供します。出力バッファは、追加の3dBまたは9dBのゲインを提供し、10Ω以下の差動出力インピーダンスを提供します。
これらは、65dBcのHD3より優れた性能で、400Ω負荷に対して1.5Vp-pを駆動する能力があります。出力のコモンモード電圧は、ディフォルトでVPS/2ですが、VOCMピンを介して900mVまで小さく調整することができます。各チャンネルの独立した、内蔵のDCオフセット補正ループは、もし完全なDC結合動作が必要な場合は、SPIを介してディセーブルにすることが可能です。ハイパスのコーナ周波数は、OFS1とOFS2ピン上の外部コンデンサとポスト・フィルタのVGAのゲイン、によって決められます。ADRF6518は、3.15V~3.45Vの供給電源電圧で動作し、400mA(max)の電流を消費します。完全ディセーブル時の消費電流は1mA以下です。ADRF6518は、最新シリコン・ゲルマニウムBiCMOSプロセスで製造され、露出パドル付きの32ピンLFCSPを採用しています。性能は、-40°C~+85°Cの温度範囲にわたって仕様規定されています。
アプリケーション
- ポイントtoポイントおよびポイントtoマルチ・ポイント間無線
- ベースバンドI/Qレシーバ
- ダイバーシティ受信器
- ADCドライバ
- 計測機器
- 医療機器
ドキュメント
データシート 1
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
ツールおよびシミュレーション
ADIsimRF
ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。
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