広帯域RFトランシーバー評価用ソフトウェア
広帯域RFトランシーバー評価用ソフトウェア
下表では、AD9371/AD9375およびADRV9002とADRV9008/ADRV9009広帯域RFトランシーバーに使用可能な評価用ボードと対応するソフトウェアを紹介しています。
ADRV9001-SDK評価用ソフトウェア Ver. 0.27.0 (C0 only)
ADRV9001-SDK評価用ソフトウェア Ver. 0.15.0 (B0 and C0)
この狭帯域/広帯域RFトランシーバー・ソフトウェア開発キット(SDK)パッケージは、様々な段階において以下のソフトウェアやファイルなどを提供します。
- 評価段階 – トランシーバー評価用ソフトウェア(TES)
- プロトタイプ段階 – MATLABやPython環境からのEVBシステムへのアクセス、評価システムのFPGAコード例、DLL、ADRV9001のリソース・ファイル
- 製品段階 – ANSI C APIドライバ・コード
この圧縮ファイルはADRV9002NP/W1/PCBZ評価用ボードおよびADRV9002NP/W2/PCBZ評価用ボードと共に使用します。このソフトウェアを評価用ボードおよびWindows TES GUIと併用することでADRV9002トランシーバーをテストすることができます。また、MATLABやPython などのプログラムを評価用プラットフォームに直接取り込めるため、テストを自動化することも可能です。FPGAのコード例、DLL、ADRV9001リソース・ファイル、およびトランシーバーのARM®プロセッサが使用するファームウェア・バイナリ・ファイルなど、評価用ソフトウェアの全レイヤがこの圧縮ファイルにあります。詳細については、UG-1828: ADRV9001 System Development User Guide(Rev. PrA)のADRV9001 EVALUATION SYSTEMのセクションを参照してください。
評価用ソフトウェアのダウンロード・オプションはトランシーバーごとに2種類あり、いずれも下記のリンクから入手可能です。GUIファイル(zip形式)はトランシーバーの最初のテスト時に評価用ボードと共に使用しますが、APIファイル(zip形式)は、お客様のシステムで使用するためのものです。どちらも必須ですが、用途が異なるため、ニーズに応じて別々のタイミングでダウンロードできます。
AD9375にのみ、3つ目のダウンロード・パッケージがあります。これにはデジタル・プリディストーション(DPD)評価用のGUIファイル(zip形式)が入っており、内蔵のDPDアルゴリズムを使用する際に、このソフトウェアでAD9375のトランスミッタ性能の最適化に必要な設定値を決定します。
スモール・セル無線リファレンス設計ADRV-DPD1を使用する場合は、パッケージをもう1つダウンロード可能です。これには、ADRV-DPDの評価および開発用の設定をサポートするソフトウェア・ツール(SCES)が入っています。Windows GUIソフトウェアとDPD GUIソフトウェアは、ADRV-DPDハードウェアとの互換性がありません。ADRV-DPDボードの設定と制御には必ずSCESを使用してください。
AD9371/AD9375評価用ボードGUI評価用ソフトウェア Ver. 2068
ADRV9008/ADRV9009評価用ボードGUI評価用ソフトウェア Ver. 6.0 (3.6.0.6)
この圧縮ファイルは評価用ボードと一緒に使用します。このソフトウェアと評価用ボードおよびWindows GUIを使用して、トランシーバーをテストすることができます。また、Matlab、LabView、C#、Pythonなどの.netに対応するプログラムを評価用プラットフォームに直接取り込んで、トランシーバーのテストを自動化することも可能です。この圧縮ファイルには評価用ソフトウェアの全レイヤが格納されていますが、APIは他のレイヤでの使用を想定してコンパイルされています。お客様のシステムで使用するAPIソース・コードは、下記のリンクから入手できます。また、この評価用ソフトウェアの圧縮ファイルには、トランシーバーのARM®プロセッサで使用するファームウェア・ファイルも格納されています。AD9371/AD9375 GUIは、AD9371フィルタ・ウィザードとも連動します。このウィザードは、カスタム設定されたサンプル・レートと帯域幅に対して最適化されたAD9371/AD9375のFIRフィルタを生成するものです。このフィルタ・ウィザードを使用して新しいプロファイルを作成すれば、この新しいプロファイルをGUIで使用して評価用キットによる性能評価ができます。なお、zipフォルダ内の全てのファイルはまとめて使用する必要があります。例えば、あるリリース・バージョンのARMファイルを別のリリース・バージョンのGUIファイルと一緒に使用することはできません。
AD9371/AD9375 APIソース・コード Ver. 3566
ADRV9008/ADRV9009 APIソース・コード Ver. 6.0(6.0.2)
この圧縮ファイルにはAPIソース・コード、ソース・コードの技術文書(.chm形式のDoxygenヘルプ・ファイル)、およびトランシーバーのARM®プロセッサで使用するファームウェア・ファイルが入っています。ダウンロードしたコードは、お客様のシステムで使用することを想定しています。APIソース・コードをお客様のコードのその他の部分と統合し、ターゲット・システムに合わせてコンパイルします。なお、zip内のファイルはまとめて使用する必要があります。例えば、あるzipファイルのARMファイルを別のバージョンのAPIファイルと一緒に使用することはできません。ARMファームウェアを含むバイナリ・ファイルも、appディレクトリのこのzipファイルに含まれています。
ADRV9008-xおよびADRV9009プロファイル設定ツール(フィルタ・ウィザード) Ver. 2.4
ADRV9008/ADRV9009プロファイル設定ツールを使用して、ADRV9008/ADRV9009製品ファミリ向けのトランスミッタおよびレシーバーFIRフィルタを設計することができます。このツールは、ADRV9008/ADRV9009トランシーバー内のアナログおよびデジタル信号パスすべてにわたる信号転送機能を考慮しながら、望みの通過帯域を均一化するフィルタを作成します。また、このツールは、トランシーバー評価用ソフトウェアと併用してシステム性能を評価できるADCプロファイルとカスタム・クロック設定値も作成します。顧客システムまたは評価用キットで使用できるプロファイルを作成するためには、このツールを使ってサンプリング・レートと帯域幅のカスタム設定を行う必要があります。このフィルタ・ウィザードは、スタンドアロンの実行可能ファイルとして利用できます。
AD9371/AD9375 Windows GUI/APIリリース・ノート (pdf)
ADRV9008/ADRV9009 Windows GUI/APIリリース・ノート (pdf) Ver. 6.0
AD9375のDPD用GUI Ver. 3.100
このファイルは、評価用ボードと一緒に使用するDPD用GUIです。このソフトウェアを使用して、AD9375のDPD設定値を評価し、目的のパワー・アンプに合わせて最適化することができます。また、AD9375で使用可能なCLGCおよびVSWR特性を評価することも可能です。
DPD GUIリリース・ノート (pdf)
AD9375スモール・セル無線リファレンス設計の評価用ソフトウェアGUI Ver. 0.4.2
この圧縮ファイルには、スモール・セル無線リファレンス設計ADRV-DPD1で使用するソフトウェア・インストーラが格納されています。このソフトウェアにより、Windows GUIを使用してスモール・セル無線リファレンス設計のテストを手動で行うことができます。また、Matlab、LabView、C#、Python など、Microsoft .NET に対応するプログラムを評価用プラットフォームに直接取り込んで、スモール・セル無線リファレンス設計のテストを自動化することも可能です。この圧縮ファイルには評価用ソフトウェアの全レイヤが格納されていますが、APIは他のレイヤでの使用を想定してコンパイルされています。お客様のシステムで使用するAPIソース・コードのリンクは上記と同じです。また、この評価用ソフトウェアの圧縮ファイルには、AD9375のARM®プロセッサで使用するファームウェア・ファイルも格納されています。なお、zipフォルダ内の全てのファイルはまとめて使用する必要があります。例えば、あるリリース・バージョンのARMファイルを別のリリース・バージョンのGUIファイルと一緒に使用することはできません。
注:大量のTx波形データをシステムにロードすると、GUIがハングし、GUIの強制終了と再起動が必要になることがあります。
ADRV-DPD1ソフトウェアVDE-0884-10-2018-3-14.pdfノート (pdf)
ADRV9371-SDCARD
SDCARDイメージのダウンロード (zip)
MD5 Checksum: fe98c122ccb5ec0b7683f7f976a066aa
評価用キットに含まれるADRV9371-SDCARDは、キットのパッケージ化時点で最新のものです。アップデートが必要な場合、GUIへの接続時にイメージの更新を促すメッセージが表示されます。カードが正常に機能しない場合や、独自のSDカードを作成したい場合には、このイメージ・ファイルをダウンロードして新しいカードを作成したり、評価用キットに含まれるADRV9371-SDCARDを上書きしたりできます。このイメージを使用してカードをプログラムするには、ローカル・ドライブにイメージをダウンロードした後、 プログラミング・インストラクション の指示に従ってください。なお、新しいカードをプログラムする場合、8GB以上のSDカードが必要です。
ADRV9009-SDCARD
SDCARDイメージのダウンロード (zip)
評価用キットに含まれるADRV9009-SDCARDは、キットのパッケージ化時点で最新のものです。アップデートが必要な場合、GUIへの接続時にイメージの更新を促すメッセージが表示されます。カードが正常に機能しない場合や、独自のSDカードを作成したい場合には、このイメージ・ファイルをダウンロードして、新しいカードを作成したり、評価用キットに含まれるADRV9009-SDCARDを上書きしたりできます。このイメージを使用してカードをプログラムするには、ローカル・ドライブにイメージをダウンロードした後、 プログラミング・インストラクション の指示に従ってください。なお、新しいカードをプログラムする場合、8GB以上のSDカードが必要です。
ADRV9001用TESのSDカード・イメージ作成ソフトウェア
ADRV9001用TESのSDカード・イメージ作成ソフトウェアをダウンロード(zip)
本ソフトウェアにより、SDカードの再イメージングを行い、それをTESソフトウェア(SDK13以降)で使用できます。あるいは、上記リンクでどちらかのSDカードのイメージを直接ダウンロードすることもできます。
詳細については、EngineerZoneのガイドを参照してください。