MAX2990
新規設計には非推奨10kHz~490kHz OFDMベースの電力線通信モデム
業界初、10kHz~490kHzの周波数帯域で100kbpsを実現する、OFDMベースの電力線通信モデム
製品の詳細
- 物理(PHY)層およびメディアアクセスコントローラ(MAC)を統合
- 32kBのパスワード保護されたフラッシュメモリおよび8kBのSRAM内蔵の高集積マイクロコントローラ
- 通常モードでの最大実効データレート
- 32kbps (@10kHz~95kHz)、100kbps (@10kHz~490kHz)
- 準拠する規制:
- CENELEC A (10kHz~95kHz)
- CENELEC B (95kHz~120kHz)
- CENELEC C (120kHz~140kHz)
- FCC (10kHz~490kHz)
- ARIB (10kHz~450kHz)
- 前方誤り訂正(FEC)機構およびCRC16を内蔵
- 暗号化/復号化コプロセッサおよびCRC32用に高速DESエンジンを内蔵
- FCCおよびARIBに対する妨害波打消し機能
- ユーザ設定による開始および終了動作周波数
- キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)チャネルアクセスの調停
- エラー検出を向上させデータの信頼性を改善する自動再送要求(ARQ)
- SPI、I²C、およびUARTインタフェースをサポート
- リアルタイムクロック(RTC)
- PWMカウンタ
- チャネル状態を特定する内蔵テストモードエンジン
電力線通信(PLC)ベースバンドモデムのMAX2990は、ACまたはDC電力線を使用してコスト効率および信頼性の高い、最大速度100kbpsのハーフデュープレックス非同期データ通信を提供します。MAX2990は、マキシムの16ビットMAXQマイクロコントローラコアを使用して、物理(PHY)およびメディアアクセス制御(MAC)層を組み合わせた高集積のシステムオンチップ(SoC)です。MAX2990はOFDM変調技術を使って、電力線ネットワークを電力供給だけではなく、そのネットワークに接続するすべての機器との堅牢なデータ通信を可能にします。
MAX2990はMAXQマイクロコントローラコアを内蔵しています。MAXQは、16ビットのRISCマイクロコントローラと32kBのフラッシュメモリ、5.12kBのROM、および8kBのSRAMを備えており、そのうち4kBはMCUおよびPHYによる同時アクセスが可能です。MAX2990は、タイマー、GPIO、および外部割込みなどの標準的なブロックに加え、シリアル通信(SPI™、I²C、UART)用のモジュールと時刻記録用のリアルタイムクロック(RTC)を内蔵しています。
トランシーバのMAX2990は、特にインパルス性雑音環境に対して不十分なチャネル状態でも堅牢なデータ送信を可能とする直交周波数分割多重(OFDM)技術をベースにしています。二位相偏移変調(BPSK)および前方誤り訂正(FEC)ブロックによるOFDMが使われているのは、周波数選択チャネルの存在下でイコライザがない場合でも固有の適応性があること、妨害波信号に対して抵抗力があること、群遅延の拡散に対しても堅牢な通信が可能であること、ならびにインパルス性雑音に対して強いこと、などの理由があります。MAX2990はFCCおよびARIB帯の一定の正弦波干渉信号を除去する妨害波打消し機能を備えています。プライバシーはDES暗号化によって保護されます。
MAX2990は、64ピンLQFPパッケージで提供され、-40℃~+85℃の拡張温度範囲での動作が保証されています。
アプリケーション
- 自動メータ読取り器
- ビルオートメーション
- 暖房、換気、および空調(HVAC)
- ホームオートメーション
- 産業用オートメーション
- 照明制御
- 遠隔監視および制御
- セキュリティシステム/キーレスエントリ
- センサ制御およびデータ収集
- Voice over Powerline
ドキュメント
データシート 1
信頼性データ 1
ユーザ・ガイド 1
デザイン・ノート 2
技術記事 4
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
製品モデル | 製品ライフサイクル | 詳細 |
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Product 1 | ||
MAX2991 | 新規設計には非推奨 | 電力線通信(PLC)、高集積アナログフロントエンドトランシーバ |
評価用キット
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