MAX19700
7.5Msps、超低電力アナログフロントエンド
製品の詳細
- 10ビットRx ADCおよびデュアル10ビットTx DAC
- 超低消費電力
- 36.3mW (fCLK = 5.12Mspsの高速モードの場合)
- 19.8mW (fCLK = 5.12Mspsの低速モードの場合)
- 低スタンバイおよびシャットダウン電流
- 阻止帯域リジェクションが55dB以上のTD-SCDMAフィルタを内蔵
- 優れたダイナミック性能
- SINAD = 54.9dB (fIN = 1.87MHzの場合) (Rx ADC)
- SFDR = 76.5dBc (fOUT = 620kHzの場合) (Tx DAC)
- 卓越した利得/位相マッチング
- ±0.22°位相、±0.02dB利得(Rx ADC) (-0.5dBFSでfIN = 1.87MHzの場合)
- 3つの12ビット、1µs補助DAC
- 単一電源動作
- マルチプレックス型のパラレル、ディジタルI/O
- シリアルインタフェース制御
- 汎用電源制御回路
- シャットダウン、スタンバイ、アイドル、Tx-Rxディセーブル
- 小型48ピンTQFNパッケージ(7mm x 7mm x 0.8mm)
MAX19700は、TD-SCDMA携帯端末およびデータカード用に設計された超低電力、ミックスドシグナルのアナログフロントエンド(AFE)です。MAX19700は超低電力で高ダイナミック性能に最適化され、デュアル10ビット、7.5Msps受信(Rx) ADC、デュアル10ビット、TD-SCDMAベースバンドフィルタ付き7.5Msps送信(Tx) DAC、および補助RFフロントエンド制御用の3つの高速セトリング12ビット補助DACチャネルを内蔵しています。Tx-Rx FAST (高速)モードでの標準動作電力は、5.12Mspsのクロック周波数で36.3mWです。
Rx ADCは、サンプリング周波数が7.5Mspsで1.87MHz入力周波数に対して54.9dBのSINADと78dBcのSFDRを備えています。アナログI/Q入力アンプは完全差動化され、1.024VP-Pのフルスケール信号を受け付けます。標準I/Qチャネルマッチングは±0.22°の位相および±0.02dBの利得です。
TD-SCDMAローパスフィルタ内蔵のTx DACは、1.27MHzの-3dBカットオフ周波数と、fIMAGE = 4.32MHzにおいて55dBを超える阻止帯域リジェクションを特長としています。アナログI/Qのフルスケール出力電圧範囲は、±410mVまたは±500mVに設定することができます。出力コモンモード電圧は0.9V~1.4Vの範囲で選択可能で、I/Qチャネルオフセットは調整可能です。標準I/Qチャネルマッチングは±0.05dBの利得、および±0.16°の位相です。
Rx ADCおよびTx DACは単一の10ビット、パラレル、高速ディジタルバスを共有しているため、時分割デュープレクス(TDD)アプリケーション用のハーフデュープレクス動作が可能です。3線式シリアルインタフェースを通じて、電源管理モードと補助DACチャネルが制御されます。
MAX19700は+2.7V~+3.3Vのアナログ単一電源と+1.8V~+3.3VのディジタルI/O電源で動作します。MAX19700は拡張温度範囲(-40℃~+85℃)での動作が保証され、48ピンTQFNパッケージで提供されます。ピンコンパチブルAFEファミリの全リストは、パラメトリック表を参照してください(English only)。
アプリケーション
- ポータブル通信機器
- TD-SCDMAデータカード
- TD-SCDMA携帯電話
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
評価用キット
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