LT1203

LT1203は、ピクセル・スイッチングおよび放送品質のルーチング用に設計された広帯域2入力ビデオ・マルチプレクサです。LT1205は、4入力、2出力マルチプレクサとして構成されたデュアル・バージョンです。

これらのマルチプレクサはSPDTビデオ・スイッチとして機能し、30MHzまでのトグル・レートでの遷移時間は10nsです。-3dBバンド幅は150MHz、0.1dB利得平坦性は30MHzです。消費電力を低減したり、出力インピーダンスを10MΩまで高めることができる、イネーブル機能を使用して、多くの部品を出力でまとめて接続することができます。ディスエーブルしたときの出力容量はわずか3pFで、LT1203のピークは50pFの負荷を接続した場合、3dB以下になります。チャネル間クロストークおよびディスエーブル分離は、10MHzまでは90dB以上です。オンチップ・バッファは高速TTLまたはCMOSロジックにインタフェースできます。スイッチング・トランジェントはわずか50mV・25nsです。LT1203およびLT1205の出力はグランドへの短絡に対して保護されています。

LT1203/LT1205は、リニアテクノロジー独自のコンプリメンタリ・バイポーラ・プロセスを用いて製造されています。LT1203は、8ピンPDIPおよびSOパッケージで供給され、LT1205は16ピン・ナロー・ボディSOパッケージで供給されます。

• 放送品質のビデオ・マルチプレクシング
• ピクチャインピクチャ・スイッチング
• コンピュータ・グラフィックス
• タイトルの生成
• ビデオ・クロスポイント・マトリクス
• ビデオ・ルータ