製品概要

製品概要

EVAL-LTC9101-2は、IEEE 802.3at/btに準拠した48チャンネルの給電デバイス(PSE)です。EVAL-LTC9101-2キットには、DC3159A-DまたはDC3159A-Cドーター・カード、DC3017A-Bマザーボードが同梱され、LTC9101-2A/LTC9101-2およびLTC9102チップセットが搭載されています。

EVAL-LTC9101-2 KITに含まれるドーター・カードには、LTC9101-2AとLTC9101-2のどちらかのデジタル・コントローラが1つ搭載されています。ドーター・カードDC3159A-DにはLTC9101-2Aが、DC3159A-CにはLTC9101-2が搭載されています。このデジタル・コントローラが4つのLTC9102(12チャンネル)アナログ・コントローラと連携し、合計48のPSEチャンネルが実現されます。

LTC9101-2A/LTC9101-2は独自の絶縁型データ・インターフェースを備え、LTC9101-2をホスト・コントローラのI2Cインターフェースに直接接続できるため、コストのかかるオプトカプラや追加の3.3V電源は不要です。

EVAL-LTC9101-2Aキットは、各2ポートにつき1つのイーサネット・スプリッタを備え、最大48個の802.3af/at対応PDに接続して、2ペアの電力評価を行うことができます。このバージョンのキットには、I2Cを介したホスト制御が必要です。

EVAL-LTC9101-2キットは、各ポートで最大24個の802.3af/at/bt対応PDに直接接続して、4ペアの電力評価を行うことができます。このバージョンのキットは、自律的に動作できるほか、I2Cを介したホスト制御を行うこともできます。

インジケータLEDによって、48のパワー・チャンネルのステータスが素早く表示されます。オプションのオンボード降圧レギュレータは、VEE電源からデジタル回路に3.3Vを供給します。デモ・マニュアルにはEVAL-LTC9101-2 KITの概要とクイック・スタート手順が記載されています。