EVAL-LT8333-BZ

製品概要

評価用回路EVAL-LT8333-BZは、昇圧構成のLT8333を採用しています。スイッチング周波数2MHzで動作し、4.5V～20Vの電源を24Vの出力に変換するように設計されています。コンバータは、入力電圧に応じて最大2Aの電流を出力できます（最大出力電流とV_INの関係を示すグラフはデモ・マニュアルの図3を参照）。

この評価用回路は、スペクトラム拡散周波数変調（SSFM）機能および最適なEMI性能を実現するEMIフィルタを備えています。EMI性能を高め、ソリューション・サイズを小型化するため、PCBレイアウトを最適化しています。SYNCピンの動作モードを自由に選択できるよう、この評価用ボードには選択用ジャンパJP1が設けられています。軽負荷時には、効率を高めるために、パルススキッピング（PULSE SKIP）または低リップルのBurst Mode^®（バースト・モード）動作（BURST）を選択できます。

LT8333昇圧／SEPIC／反転型コンバータICは、2.8V～40Vの入力範囲で動作し、オートモーティブ、テレコム、および工業用アプリケーションに適しています。このコンバータは、SSFMオプションを使って300kHz～2MHzの調整と同期が可能な動作を実現します。LT8333には、ソフトスタート、バイアス・ピン、入力低電圧ロックアウトなど、その他のよく利用される機能も搭載されています。このICは、静止電流がバースト・モードで最小9μA、シャットダウン・モードで最小1μAと低く、バッテリ駆動のシステムに最適です。LT8333は、熱強化型の10ピン3mm × 3mm DFNパッケージにまとめられています。

データシートには、デバイス、動作、およびアプリケーションの詳細が記載されています。このデータシートは、EVAL-LT8333-BZ用デモ・マニュアルと併せて参照してください。

SEPIC構成のLT8333を使用した別の評価用ボードEVAL-LT8333-AZ もあります。