製品概要

機能と利点

  • ヒート・スプレッダ付き2層Rogers 4350B評価用ボード
  • エンド起動2.92mm(K)ジャックRFコネクタ
  • スルー・キャリブレーション・パス
  • ドレインまたはゲートのパルス機能

製品概要

ADPA1107-EVALZは、アルミ製ヒート・スプレッダに取り付けられた、厚さ10ミルのRogers 4350B、銅被覆を使用した2層のプリント回路基板(PCB)で構成されています。ヒート・スプレッダは、デバイスの熱放散を実現すると共にPCBに機械的支持を与えます。ヒート・スプレッダには取り付け穴があるので、ヒート・シンクに取り付けることができます。また、スプレッダを熱板や冷却板にクランプすることもできます。ADPA1107-EVALZのRFINおよびRFOUTポートは、2.92mm(K)メス同軸コネクタで装着されており、それぞれのRFパターンは50Ωの特性インピーダンスを示します。ADPA1107-EVALZには、デバイスの動作温度の全範囲での使用に適したコンポーネントが搭載されています。ボード・パターン損失を補正するため、J6コネクタとJ5コネクタの間にスルー・キャリブレーション・パスが用意されています。スルー・キャリブレーション・パスを使用するには、J5およびJ6に2.92mm(K)のメス同軸コネクタを差し込む必要があります。

グラウンド、電源、ゲート制御、およびディテクタ出力電圧は、ADPA1107-EVALZの2つのテスト・ポイント(TP1とTP2)と2つの24ピン・ヘッダ(J3とJ4)を介して供給されます。これら4つのヘッダのピン配置は、表1に詳細を示しています。

ADPA1107-EVALZのRFパターンは、50Ωで接地されたコプレーナ導波路です。パッケージのグラウンド・ピンと露出パッドは、グラウンド・プレーンに直接接続します。ヒート・スプレッダへの適切な電気伝導および熱伝導を確保するため、グラウンド・パッド直下の領域に特に集中させる形で、上面と底面のグランド・プレーンを複数のビアで接続しています。

ADPA1107-EVALZにはドレイン・パルシング・ボード(パルサ・ボード)が付属しています。このボードをADPA1107-EVALZヘッダーに接続し、ADPA1107-EVALZへのドレイン電圧の接続や切り離しを制御する負のゲート電圧や制御信号を提供することで、ADPA1107のバイアスを制御するように構成できます。また、ADPA1107-EVALZはゲート・パルス・モードで単独で動作することもできます。ゲート・パルス・モードでは、ADPA1107のVGG1ピンに負のパルスが入力されます。

ADPA1107の詳細については、ADPA1107のデータシートを参照してください。ADPA1107-EVALZを使用する際は、データシートと併せてユーザ・ガイドを参照してください。

マーケット&テクノロジー

対象となる製品

パッケージの内容

  • ADPA1107-EVALZ評価用ボード
  • 30Vドレイン・パルサ・ボード
  • はじめに

    必要な装置

  • パルス・ジェネレータ
  • オシロスコープ
  • 28V、3A電源
  • −4V電源
  • Tektronix TCPA312A電流プローブ
  • Tektronix TCPA300電流プローブ・アンプ
  • RF信号発生器
  • ディレクショナル・カプラ
  • RFパワー・センサー
  • RFパワー・メータ
  • RFアッテネータ

  • 必要な資料

  • ADPA1107データシート