製品概要
機能と利点
- ADMV4420 用のフル機能評価用ボード
- SPI 制御用のオンボード SDP-S コネクタを内蔵
- 5 V 動作
- SPI 制御用 ACE ソフトウェア・インターフェース
製品概要
ADMV4420 は、高集積、ダブル・バランスのアクティブ・ミキサーで、集積化されたフラクショナル N シンセサイザを搭載しており、次世代の K バンド衛星通信に最適です。
無線周波数(RF)フロント・エンドは、RF バランと低ノイズ・アンプ(LNA)を集積した構成になっています。これにより最適な 7 dB の単側波帯ノイズ指数を実現し、さらに外付け部品を最小限にしています。さらに、高ダイナミック・レンジの中間周波数(IF)出力アンプが、36 dB(公称値)の変換ゲインを提供します。
低位相ノイズ、フラクショナルN、フェーズ・ロック・ループ(PLL)の性能が、マルチコアの電圧制御発振器(VCO)および内部 2 逓倍器とともに集積されており、ダブル・バランスド・ミキサーに必要なオンチップ LO 信号を生成するため、外付けの周波数合成機が必要ありません。マルチコアの VCO は内部の自動キャリブレーション・ルーチンを使用します。これにより PLL が必要な設定を選択し、約 400 µs でロックします。
PLL へのリファレンス入力として、差動励振を行う 50 MHz 水晶発振器を評価用ボードに採用しています。その他にもリファレンス入力は、シングル・エンドの外部リファレンス・ソースで駆動することもできます。PLL の位相周波数検出器(PFD)比較周波数は、最大 50 MHz まで動作します。
ADMV4420 は、シリコン・ゲルマニウム(SiGe)およびバイポーラ相補型金属酸化膜半導体(BiCMOS)プロセスで製造されており、32 ピン、RoHS 準拠、露出パッド付きの 5 mm × 5 mm LFCSP の仕様になっています。このデバイスは、5 V の電源で −40°C ~ +85°C の温度範囲と仕様規定されています。