製品概要
機能と利点
- RGMIIまたはSGMIIインターフェースを備えた6ポートTSNスイッチ
- 10Mbps/100Mbps/1000Mbps ADIN1300 PHYへの6つのRGMIIポート
- 磁気回路が内蔵されたRJ45
- 内蔵SFPケージに接続された4つのSGMIIポート
- ジャンパを使用したホスト・インターフェース・ハードウェアのストラッピング、選択可能
- S/D/Q SPIインターフェース
- RJ45を介したイーサネット・ポート(ポート0)
- FMC(LPC)コネクタ
- S/D/Q SPIインターフェースまたはポート0を介してホスト・ポートにアクセス
- 表面実装構成抵抗を介したPHYストラッピング
- デフォルト状態はポート1からポート5にソフトウェアをパワーダウン
- スイッチ・ファームウェアはMDIO経由でPHY動作を管理
- 外部単電源9V~17Vで動作
- GPIOピン上のLEDインジケータ
- IEEE 802.1AS時刻同期
- スケジュールされたトラフィック(802.1Qbv)
- フレーム・プリエンプション(IEEE 802.1Qbu)
- 信頼性を高めるためのフレーム複製および除去(IEEE 802.1CB)
- ストリームごとのフィルタリングとポリシング (IEEE 802.1Qci)
- HSR - 高可用性シームレス冗長性
- PRP - 並列冗長プロトコル
- MRP - メディア冗長プロトコル
- VLANテーブル制御(再マッピング、再優先順位付け)
- IGMPスヌーピング
- GPIO/タイマー制御
製品概要
EVAL-ADIN6310EBZは、ADIN6310(タイム・センシティブ・ネットワーキング(TSN)機能を備えた産業用イーサネット・スイッチ)を効率的に評価できる柔軟なプラットフォームです。このユーザ・ガイドでは、ハードウェア・キットとソフトウェア評価用パッケージ(TSNスイッチ評価用アプリケーション)を取り上げ、このキットを使用して1つ以上のスイッチにインターフェース接続し、産業用ネットワークの要件を満たすように本スイッチ、TSN、または冗長機能を構成する方法をについて説明します。
TSNスイッチ評価用アプリケーションを使用して、本スイッチとその機能の初期評価を行うことで、ドライバ・ライブラリに移行する前に本スイッチの機能に慣れることができます。PCのイーサネット・ポートと評価用ボードのポート0を接続し、評価用アプリケーションを実行するだけです。TSNスイッチ評価用アプリケーションは最大10個のADIN6310デバイスからなるチェーンを識別し、構成することができます。このアプリケーションは検出したスイッチ・デバイスごとに、PCベースのWebサーバーとNETCONFサーバーを起動します。ユーザはWebサーバーを操作して本スイッチの機能を設定したり、NETCONFクライアントからYANG設定をロードしたりできます。このユーザ・アプリケーションの構成が完了すると、TSNネットワーク経由で他のデバイスと通信できるようになります。
図1に評価用ボードの概要を示します。ADIN6310の詳細な仕様は、アナログ・デバイセズから入手できるADIN6310のデータシートに記載されています。EVAL-ADIN6310EBZ評価用ボードを使用する際は、このユーザ・ガイドとハードウェア・リファレンス・マニュアルに加えて、ADIN6310のデータシートを参照してください。
はじめに
必要な装置
- EVAL-ADIN6310EBZ評価用キット
- イーサネット・ケーブル
- Windows® 10搭載PC
関連資料
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UG-2280: ADIN6310 Hardware and TSN Switch Evaluation User Guide (Rev. A)2025/02/10PDF12 M
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EVAL-ADIN6310 - Design Files2024/11/01ZIP6 M