製品概要
機能と利点
処理システム
- Raspberry Pi 4、ARM Cortex-A72、2GBのSDRAM
ユーザ・インターフェース
- ギガビット・イーサネット
- 2個のUSB 3.0ポート
- 2個のUSB 2.0ポート
- SPIインターフェース
- GPIO
- 2個の2色LED
- オス型ピン・ヘッダ
クロック処理デバイス
- HMC7044(3.2GHz、14出力の高性能ジッタ・アッテネータ)
- AD9545(1PPSシンクロナイザおよび適応型クロック変換器)
クロック出力
- 4個のTWINAX LVPECL ACおよびDC結合出力、100Ωの差動インピーダンス
- 2個のSMA LVPECL AC結合出力*
- 4個のSMA CMOS*
- 4個のSMA LVDS AC結合出力*
*設定可変差動出力、50Ωの差動インピーダンス
クロック入力
- 3個の差動100Ω SMAクロック入力
- PPS入力
- SYNC入力
- 10MHz入力
内部リファレンス
- 100MHzおよび122.88MHzの超低位相ノイズVCXO(−165dBc/Hz)
- 40MHzおよび38.4MHzのTCXO(±1ppm)50MHzのOCXO(+/− 10ppb)
- 内部リファレンスはソフトウェアによる設定が可能
電源
- DC 12V、3Aのバレル・ジャック
製品概要
AD-SYNCHRONA14-EBZは、周波数および位相が極めて正確に制御されたソース・クロックを必要とするアプリケーションの評価やプロトタイピングに使用するのに最適な、自己完結型のデバイスです。アナログ・デバイセズのAD9545およびHMC7044を中心に設計されており、複雑なシステムでのクロック分配とマルチチャンネル同期が大幅に簡素化できます。ただし、実験室環境で熟練した技術者が使用することを意図したものであり、商用の最終製品は目的としていません。全機能を完備したリファレンス設計として利用でき、エンド・カスタマのアプリケーションの必要性に応じてカスタマイズできます。設計の詳細は無料で入手できます。
AD-SYNCHRONA14-EBZは、1Uの物理的フォーム・ファクタで提供されます。必要なケーブルが既に大半の実験室に備わっており業界で一般的となっている、SMAコネクタとTwinAXインターフェースが用いられています。
内蔵のOCXOを用いることでスタンドアロン動作が可能です。あるいは、独立な3個の高速差動クロック入力、10MHzリファレンス、1個のPPS入力など、外部ソースの選択も可能です。この柔軟性と、内部VCXOの100MHzまたは122.88MHzのどちらかを選択できる機能を合わせることで、対象周波数と必要精度に関しほぼ限りない選択が可能となり、広範なアプリケーション分野に適用できます。
アプリケーション
- 高精度リファレンス・クロック分配
- 1つのソースでクロック供給を行うシステム
- 100MHzまたは122.88MHzから生成するクロック
- フェーズド・アレイ・システム、RADAR、EW、SATCOMS、SDR
- ベンチ機器
- リモート制御動作
はじめに
AD-SYNCHRONA14-EBZには、Linuxイメージが保存されたSDカードが同梱されています。必要なのは、電源アダプタに差し込み、イーサネット接続を行うことだけです。デバイスへの接続方法やGUIの使用方法の詳細は、以下のユーザ・ガイドをご覧ください。
関連資料
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AD9695 FMC Card / AD-SYNCHRONA14-EBZ Reference Design2022/09/12WIKI
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AD-SYNCHRONA14-EBZ Hardware User Guide2022/09/12WIKI