MAX15301AA02
InTune自動補償デジタルPoLコントローラ、ドライバおよびPMBusテレメトリ内蔵
アナログコントローラに匹敵する過渡および軽負荷効率の性能基準を満たす唯一のデジタル電源IC
製品の詳細
- InTune自動補償によって安定性を確保しながらトランジェント性能を最適化
- 状態空間補償によって出力容量を低減して高速過渡応答を実現
- 差動リモート電圧検出によって-40℃~+85℃の全温度範囲で±1% VOUT精度が可能
- PMBusインタフェースによる設定、制御、および監視
- 電圧ポジショニングをサポート
- 高出力2A/4A MOSFETドライバ
- 調整可能な非オーバーラップタイミング
- 可変ゲート駆動電圧
- 広い入力範囲:4.5V~14V
- 自己バイアス用の効率的なBabyBuckレギュレータ内蔵
- 出力電圧範囲:0.5V~5.25V
- プリバイアス出力への起動
- 設定可能なソフトスタートおよびソフトストップ時間
- 固定周波数動作および柔軟な同期シーケンスおよび障害管理
- ピンによる設定
- 出力電圧、SMBusアドレス、スイッチング周波数、電流制限
- そのままで動作するため迅速なプロトタイプ作成が可能
MAX15301AA02は、高度なパワーマネージメントとテレメトリ機能を備えた全機能内蔵、高効率、デジタルPoL (ポイントオブロード)コントローラです。PID (比例/積分/微分)ベースのデジタルパワーレギュレータとは異なり、MAX15301AA02はマキシムの特許取得済みInTune™自動補償、状態空間制御アルゴリズムを使用しています。InTune制御方式は、小信号および大信号応答の両方に有効で、デューティサイクルの飽和作用を考慮しています。これらの性能によって高速ループ過渡応答が実現し、競合製品のデジタルコントローラに比べて出力コンデンサの数を減らすことができます。
MAX15301AA02は、効率を最適化するための複数の機能を内蔵しています。内蔵スイッチBabyBuck™レギュレータは、ゲート駆動およびコントローラ用の内部バイアス電源を低電力損失で生成します。高度な、高効率MOSFETゲートドライバは、調整可能な非オーバーラップタイミングと負荷可変ゲート駆動電圧を備え、電圧、電流、および温度の全範囲にわたってスイッチング損失を最小限に抑えます。
MAX15301AA02は、エンドカスタマーの設計環境向けに設計されました。内蔵のPMBus™準拠シリアルバスインタフェースは、監視と障害管理用の監視回路コントローラとの通信を可能にします。パワーマネージメント機能を完備しているため、複雑で高価なシーケンシングおよびモニタリングICは不要です。基本的なDC-DC変換動作は、ピン設定を介して設定することが可能で、ユーザー設定ファームウェアが不要です。これによって、基板レベルのシステムエンジニアリングが完了する前に電源サブシステムの迅速な開発が可能となります。マキシムは、このICを設定するためのサポートハードウェアおよびソフトウェアを提供しています。
MAX15301AA02は32ピンTQFNパッケージ(5mm x 5mm)で提供され、-40℃~+85℃の温度範囲で動作します。
アプリケーション
- 基地局機器
- パワーモジュール
- ルータ/スイッチ
- サーバ
- ストレージシステム
ドキュメント
データシート 1
ユーザ・ガイド 2
アプリケーション・ノート 1
技術記事 3
評価用設計ファイル 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。