AD7711A
製造中止24ビットA/Dコンバータ、ΣΔ型、RTD電流源付き、CMOS、シグナル・コンディショニング
製品の詳細
- チャージ・バランシングADC
24ビット・ノー・ミスコード
±0.0015%非直線性 - プログラマブル・ゲインを備えた2チャンネルのフロント・エンド
ゲイン範囲:1~128
差動入力 - プログラマブル・カット・オフを備えたローパス・フィルター
- 校正係数のリード/ライト機能
- 双方向性マイクロコントローラ互換シリアル・インターフェース
- 内部リファレンス/外部リファレンスの選択可能
- 単電源または両電源動作
- 低消費電力:25mW(typ)
パワーダウン時:7mW(typ)
AD7711Aは、低周波数計測アプリケーション向けの全機能内蔵型アナログ・フロントエンドです。トランスデューサから出力される低レベルの信号を直接受け入れ、シリアルのデジタル・ワードを出力します。AD7711Aはシグマ・デルタ方式の変換技術の採用によって、最高24ビットのノー・ミスコード性能を実現します。入力信号は、アナログ変調器を中心に構成される独自設計のプログラマブル・ゲイン・フロントエンドに印加します。変調器の出力は、オンチップのデジタル・フィルタで処理します。オンチップの制御レジスタを使用して、このデジタル・フィルタの1次ノッチ周波数をプログラミング設定することにより、フィルタのカットオフ周波数とセトリング・タイムを調整できます。
AD7711Aは、2つの差動アナログ入力と1つの差動電圧リファレンス入力を特長としています。通常は、このチャンネルの1つをメイン・チャンネルとして使用し、第2チャンネルは2番目の電圧を周期的に測定するための補助入力として使用します。AD7711Aは、アナログ入力の信号が-30mVよりも高い正電位という条件で、(VSSピンをAGNDに接続して)単電源での動作が可能です。VSSピンに負電源を接続した場合、入力電圧が最低-VREFの低い信号を変換できます。さらに、RTDトランスデューサの励起に使用可能な400µAの電流源も供給します。AD7711Aはシングルまたはデュアル・チャンネルのシステムで、すべてのシグナル・コンディショニングおよび変換動作を実行します。
AD7711Aは、スマートなマイクロコントローラ・ベース・システムでの利用に最適です。双方向のシリアル・ポートを使用して、入力チャンネル選択、ゲイン、および信号極性をソフトウェアで設定できます。AD7711Aにはセルフ・キャリブレーション、システム・キャリブレーションおよびバックグラウンド・キャリブレーションのオプションがあり、オンチップのキャリブレーション・レジスタの読出し/書込みを実行することもできます。
CMOS構造によって低消費電力を保証し、ソフトウェア・プログラマブルなパワーダウン・モード時には、スタンバイ時の消費電力をわずか7mW(typ)に抑えます。24ピン0.3インチ幅のハーメチック・デュアルインライン・パッケージ(サーディップ)と24ピンのスモール・アウトライン(SOIC)パッケージがあります。
推奨代替製品
一致したRTD励起電流出力を持つシグマ・デルタ・シグナル・コンディショニング24ビットCMOS ADC
ドキュメント
アプリケーション・ノート 9
技術記事 4
よく聞かれる質問 1
製造中止品のデータシート 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ソフトウェア・リソース
AD7711A Code Examples 2
評価用ソフトウェア 0
ツールおよびシミュレーション
ΣΔ ADCのチュートリアル
インタラクティブな図解で、理想的なシグマ・デルタA/Dコンバータの挙動を示します。
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