一緒に学ぼう!石井聡の回路設計WEBラボ
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現代のミックスド・シグナルやデジタル回路など広範な電子回路設計分野において、アナログ回路技術の知識は「物理的ふるまいをする回路を制す」ために必須なものです。
この回路設計WEBラボでは、回路設計・回路理論などの考え方、いろいろな実験結果や私がこれまで経験したことなど、アナログ電子回路技術から始まり、硬軟おりまぜて広範な話題をお届けします。
アナログ・デジタルを問わず、またソフトウェア開発などの方も、多岐の分野のエンジニアの方々のご参考になる、そして息抜きとしてもお楽しみいただけるものと思います。
石井聡と学ぶアナログ電子回路設計のトピック
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TNJ-103: 【回路設計WEBラボ 最終回】エンジニアの On The Job Training(OJT)と自らの駆け出しの頃からの思い出
大変、口惜しいと本人も思っておりますが、前回の技術ノートで「アナログ電子回路技術ノート」としての技術的話題のご提供は最後となります。 今回が回路設計WEBラボの最終回となり、最後ということで、これまで長い間とみに思ってきた、On The Job Training(OJT)について、自らの駆け出しの頃からの思い出を出だしに、つれづれなるままに綴ってみたいと思います。
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TNJ-102: コレクタ出力レール TO レール OP アンプの裸出力インピーダンスは高いはずだが?(後編)
それでもまだ局部帰還が効く周波数が高すぎではないか
このシリーズの初回、レールtoレール出力OPアンプはコレクタが出力となっており、出力インピーダンスが高いという話題からスタートしました。この危惧は「局部帰還」というテクニックによりある程度解決されるとを説明しました。 今回はこの流れとして、局部帰還に関連する話題(ミラー効果)を説明し、また局部帰還を施した場合の裸の出力インピーダンスを数式で計算してみます。つづいて負帰還によりどのように出力インピーダンスが低減するかを示し、最後に局部帰還の効果をさらに高める方式について考えていきたいと思います。
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TNJ-101: コレクタ出力レールTOレールOPアンプの裸出力インピーダンスは高いはずだが?(中編)
アジフライ…、あいや、局部帰還の効能を味わってみる
「コレクタ出力は出力インピーダンスが高い」とすれば、OPアンプ出力に容量性負荷を接続した場合など、OPアンプ回路が不安定になることが危惧されます。この懸念は、「局部帰還」というテクニックを使って回路技術により解決されています。今回も超簡易NPNトランジスタ・モデルを使いながら、このテクニックについてより深く見ていきましょう。
その他の記事は各トピックからお読みいただけます。
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石井 聡
1963年千葉県生まれ。1985年第1級無線技術士合格。1986年東京農工大学電気工学科卒業、同年電子機器メーカ入社、長く電子回路設計業務に従事。1994年技術士(電気・電子部門)合格。2002年横浜国立大学大学院博士課程後期(電子情報工学専攻・社会人特別選抜)修了。博士(工学)。
2009年アナログ・デバイセズ株式会社入社、現在に至る。
2018年中小企業診断士登録。
デジタル回路(FPGAやASIC)からアナログ、高周波回路まで多岐の電子回路の設計開発を経験。また、外部団体主催セミナーの講師を多数務める。
<著作>
- LTspiceで動作を見ながらOPアンプ回路を理解する ―基本的な活用から実用に必須な理論まで―
- ハイ・スピード・アナログ回路設計 理論と実際
- ハイ・パフォーマンス・アナログ回路設計 理論と実際
- アナログ・センスで正しい電子回路計測
- 無線通信とディジタル変復調技術 (RFデザイン・シリーズ)
- 電子回路設計のための電気/無線数学―回路計算の基礎からマクスウェルの方程式まで (RFデザイン・シリーズ)
- 合点!電子回路超入門 (エレ基礎シリーズ)
- 今すぐ使えるパソコン計測USBマイコン基板 (トライアルシリーズ) 共著
- 企業内コンサルタントになるための電気電子資格試験キャリアガイド―資格試験で自己実現!! 共著
- 技術士試験一発合格のきめて 共著
- 6日でマスター!電子回路の基本66
<DVD>
- 講習会DVD「新人でもわかる!基礎からの実用電子回路入門」
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