FAQ
AD7706 - FAQ
How do I get the best performance from the AD7705/06/07 ADC?
The AD7705/06/07 Sigma Delta ADC's performance considerations.
What are the general design considerations when using the AD7705/06/07 ADC?
AD7705/06/07 general design considerations.
How do I use the serial interface on the AD7705/06/07 ADC?
Using the AD7705/06/07 ADC serial interface.
What are the calibration options on the AD7705/06/07 ADC?
AD7705/06/07 Sigma Delta ADC Calibration Options.
未使用ロジック入力は?
Q: /CONVSTやALERT、/BUSY信号を使用しない場合の処理を教えてください。
A: 未使用ロジック入力はノイズの影響でエッジが発生することを避けるためPull upなどでLOGIC high固定してください。
複数入力を持つADコンバータのデータ読み出しの考え方
Q: 例えばAD7798の変換速度 500SPS(470SPS)を使って 搭載された3CH分の変換を行いたいのですが シングル変換 連続変換 連続読み出しのどれを使っても 500SPS(2mSEC)以上の周期が掛かってしまいます。 tSETTLE(ms)の影響かもしれませんが ADCの読み出しソフトの作り方で、何か良い変換シーケンス等はありますか? 現在、AD7798はマイコンのSPIに接続し SCLK5MHz (200nSEC)で 読み出しを行っています。
A: 一般的なシグマデルタADコンバータは、内部モジュレータとそのあとのデジタルフィルターの関係で、ステップ入力に対しどうしても一定のセトリング時間を必要とします。アナログスイッチで入力の信号を切り替えたとき、この入力はステップ信号となり、それを正確にトラッキングするために、セトリング時間が必要になります。例示されたAD7798の場合500Hzのレートで4mSかかります。したがってスイッチを切り替えてから4mS以上たたなければ、正確な変換結果が得られません。しかしデータレートそのものは500Hzで出力されるので、これを読み取るデジタル側は、2mSより高速に動作します。SCLKは最速でで200nS / サイクルで動作しますので、16ビット読み出しには3.2uS、8ビット書き込みであればその半分で可能です。前後のセットアップやホールド時間、余裕時間を入れても1サイクル5uSで可能です。同じchを連側変換するのであれば、2mSで十分可能です。しかし各chを変換ごとにスキャンするなど、入力を切りかえる動作をした場合は、内部のアーキテクチャ上mS単位のセトリング時間がかかります。この切り替えによるchスキャンを行いたいときは、より高速のシグマデルタADCを使用するか、FastSettlingの機能がついたシグマデルタ(例:AD7731 など)、あるいは入力切り替えに制約のない逐次比較型のADCを使う必要があります。あるいはシグマデルタを3ch使用して常時同じchの変換を行い、データの読み取り側で処理するなどの方法が考えられます。